人生所詮七転び(以上)  再起できるかできないか

昨日はあまりよくなさそうな雨主体の予報でしたが、結局1日中降雨はなく、うまいことすごす事ができました。

午前は法事、午後は世話人会と本堂に大勢の人が集まる日でしたので朝から天の様子が気がかりでした。

 

世話人会の資料は数日前の総代会にて指摘されていた箇所が完璧に訂正されていず、80代の世話人さんに指摘されるなど、またヘマをやらかしてしまいました。

最近その手の凡ミスが多くなっていることを感じます。

一刻も早く息子に一人前になって寺に入っていただきたいと思う昨今であります。

 

ところが最近判明したのが彼のネコアレルギー症状の発現。

京都でネコなし生活を送っている時は快適、帰省すると凄い鼻水と鼻づまりに即変化を遂げることからそれが判明しました。

 

しかし息子は大のネコ好き。

家に帰ってくれば抱き寄せてはネコのお腹に顔を埋めていますからバカといえばバカ。

この病気はネコを近づけないというのが最良の策ですからね。そして、ネコアレルギーなど病気のうちには入らないと思わせられたのが総代会での雑談でした。

 

ある総代さんより。

先日、顔なじみの運送屋さんが店頭に配達に来た際、突然路上に突っ伏して昏倒したといいます。みるみるうちに硬直が始まって心肺停止状態に陥ったと。

従業員から通行人まで大騒ぎになっていたところに総代が出てその場を仕切ったようです。

119に電話を入れさせ「救急心肺蘇生法とAED」にて対応を試みたのだそうですが、色々反省点があったと仰っていました。

①原因は何だか判然としないが(会社の電話のシステムの問題?) 

 119番に繋がらず、結局携帯電話にて救急車の手配をした

②心肺蘇生はやってみるとかなりの力が必要で途中交代した

③公民館の鍵を借りてAEDを取りに向かったが後からの指摘で

 わかったがJAにも銀行にもAEDはあった

 

ちょうどAEDを装着しようと機械を開けたあたりに救急車が到着、救命員が機械式の蘇生装置を装着し電気ショックを3回行ったところで蘇生したそうです。心筋梗塞だったようです。

病院搬送後に緊急手術が行われたといわれましたがその後の経過についての情報は今のところないとのこと。

患者さんは40代だそうですから体力的には十分でしょう。

 

とにかく総代はあの時お寺で講習会を受けていたおかげで少しは役に立つことができたと喜んでいました。

あとは無事退院できる日を待つだけですね。そして何より次を生かすための教訓ができましたと。

 

また、昨日午前は終戦記念日の日に99歳で亡くなったお婆さんの四十九日法要と納骨の日でした。

自宅にお邪魔して着座、そのときはじめて「施主(40代・・・?)は

心筋梗塞で入院中です」と奥様から施主のピンチヒッターを告げられました。

驚いて聞き返せば会社にて自身不快を訴え救急車を呼んでもらってから入院、即手術になったとのこと。

3日ほど前のこと。経過は良好だそうで安堵しながらお勤めを済ませました。

 

心筋梗塞は非常に恐ろしい病ですが運・不運というものを感じますね。

周囲に人がいること、適切な処置がされることが後遺症軽微で良好な快癒の果実をいただけるという事です。

 

車の運転中の発症を考えるとより重大事案に発展する可能性もあって、助かるものも助からず、下手をすれば他人様をも傷つけかねません。

考えるに世の中には原因不明の交通事故というものも多いですからひょっとするとその症状が原発という例も結構隠れているのではないでしょうか。

 

①比較的若い方の②低温期でない季節・・・ということもこれまでの心筋梗塞のイメージを変えました。

施主の代わりを務めた奥さんからはその理由を「食生活」であったかの如くの示唆をしていました。

 

山城独り歩きなど私は「ハァハァ」と息を切らしながら歩いていますがたとえ私がその時不調に陥ったとしてももはや諦めるしかないというのも自分の性なのであると観念したところです。

 

さて先月のことですが、母親が入所している施設から「脳梗塞の疑いがあるかも」と連絡があり、急きょ病院に向かいました。

左手の動きづらさがあるということでした。

車中葬儀のスケジュールまで考えたほどでしたが・・・

後日になって手の神経の問題(整形外科)であると診断が出ましたが当初は脳外科でのCT診断からでした。歳も重ねて車椅子に座ってばかりの運動皆無の生活では「それなり」なのでしょう。

 

素人なりに脳の画像診断には興味があって、医師がスクロールして見せる画像に白化や壊死、萎縮、血栓、脳梗塞の感じがしないため、「どうです?」と催促。

すると医師は「年相応で問題なし、アルツハイマーもなし」そして手のしびれは不思議・・・ということでした。

腕の神経が原因となれば脳外科の範疇ではありませんね。

 

「おお!これで寿命が延びた(母も私も・・・葬儀主宰者―施主ともなれば寿命が縮まる気分です・・)」と喜んで標記の会話となったのでした。キレイな脳画像です。

いつも母はわざとトボけているということがコレで立証できました。

 

①ネコと犬を「捨てたら罰金」のポスター。京都はコレです。

②野良ネコの「クロちゃん凛々しい」の図。

捨てていった人の見当はついていますが・・・

彼はカリカリを食べて、寺のベンチで居眠りしてからふっと消えてしまいます。

今や彼が現れないと心配するようになってしまいます。

 

野良さんにとっては一番イイ季節が秋ですね。今年の冬はどこかに彼が暖をとれる待避所の如く箱を作ってやろうかと考えています。本堂の階段の下が候補として考えていますが去年は段ボール箱だけを置いて完全に無視されました。