諏訪原城本丸跡「孤高の山桜」と刀剣女子

驚きました。奈良の薬師寺で「仏教と刀」展が開かれていたそうですがその中に「噂の刀展」なる企画を嵌め込んだとのこと。

その「噂」とは「刀剣乱舞」というゲームに登場する名刀のこと。私にはサッパリわかりませんが・・・。

 

六十振の刀剣と「噂」-伝伊達政宗所有、倶利伽羅(不動明王の化身  竜王)の彫り―「大倶利伽羅広光」ほか三振が一堂に並べられたようですが、世にいう「刀剣女子」(99%が20代~30代の女子)なる熱狂的ファンが集結し、その数なんと5000人だったと。開場前は最寄駅から2000人が列をなしたというから驚愕に値します。お坊さんもてんてこ舞いだったそう。

 

朝5時から並んだとか、台湾から飛んできたとか、一体世の中どうなっているのだかさっぱりわかりません。

しかし私も「てんてこ舞をしてみたい」と思いました。

単純にコレを模倣すればホントにこんな風になるのでしょうか?

私には中村氏という刀剣世界ではエキスパートの先生がいますので、先生の伝手で個人所有の名刀たちを借り入れかつ、そのスジの猛者を依頼するなど、真剣で畳藁をぶった切る実演をしたり、真剣を実際に手で持ってもらうなどミニ体験型のちょっと違う「切り口」のサービスで仕掛けてみたくなりました。

 

また、あの手のものは写真撮影禁止ばかりですので、その点も規制したくないですね。「バンバン撮影してください」と。

ひと声かければ個人所有の名刀が結構集められる気がします。

問題はショーケースの確保ですね。ただそれだけ。

観光協会とのタイアップ打診して頼み込むか思案中。

 

それが実現できれば・・・相良バスターミナルから女子2000人長蛇の列、境内本堂超満員5000人も夢ではなさそうです。

甘いか・・・

では少々アンケートを。

もし、もしかして今コレを読まれているあなた様がその「刀剣女子」で、「そういう企画なら相良に行ってやってもイイ」と思う方がいらしたら・・・サイト右に貼られた赤い、「戦国時代」をクリックしてみてください。大体のカウントが計れます。まずはコレで様子を見てから、真面目に考えることとします。

この思案、評価・ご指導・コメント等いただければ尚幸いです。

 

実現可能なら・・・拙寺からは「備前長船清光」をスタンバイさせ「高天神兼明」を借り入れ依頼いたします。

当地周辺にはピックアップすればイイ出し物がありますね。

中村氏コレクションも一級品ばかりだと思います。

ただし目玉となるような「噂の・・・」名刀に関しては今一つ自信がありません・・・。

 

さて、先日記した諏訪原城本丸跡の「孤高の山桜」の状況をうかがいにふらっと出かけました。

本来ならば来週に弁当でも持って行く予定でしたが、お天気が悪くなりそうでしたので、夕方でしたが顔を出してみました。

標記「孤高」とは私が勝手に付けたものですが、ちょっと月並みでしょうか?しかし「孤高」という名に違わず

①この「ヤマザクラ」の樹齢・樹高はかなりのもの

②本丸跡平たん地に彼一本のみ

③ヤマザクラの性質が一本一本開花期が違って木それぞれ

④私のような下衆(ゲス)な事を考えていない

です・・・。特に③の特性こそ古来からの花見について推測できるところです。

 

「ヤマザクラ」は「ソメイヨシノ」の如く殆ど一斉に咲き誇るという「爛漫」さを誇るものではないのですが、実はこの種こそが日本人の愛でてきた古来からのサクラの原風景ですね。

よって昔の人の花見は1本の桜の木についてそれぞれ開花のタイムラグを比較的長い間楽しんでいたということでしょう。

私がニッパツ時代に過ごした横浜市金沢区指定の「区の木」もヤマザクラでしたが、今頃金沢動物公園付近の丘陵にはポツポツと咲き誇っていることでしょう。

 

諏訪原城本丸址のそれは、今だいたい「八分~満開」くらいでコレはやはり見事なものす。

四季の中、私が最も体調不良となるこの時期ですが、木々新芽を吹き生き物たちは活動開始、「生命盛ん」でした。

恒例のカモシカさんとはお目に掛かれませんでしたが・・・。

動物園ではないですから当たり前といったら当たり前でした。

 

①~④が本丸「孤高の山桜」。①の後方は二の丸にあたります。⑤が本丸跡より大井川を望んだ図。こちらには陽が差し込んでいる様子がわかります。

⑥は二の丸曲輪北馬出からの図。⑦は駐車場前の堀の中の水仙とすずらん水仙のコンビ。⓼緑のドットの上には・・・

来週の中ほど青空が出たらもう一度チャレンジしたいところです。