歴史云々語る場合じゃない 「 日本死ね」・・怒

昨晩はNHKの夜9時からのNスペ、事前告知を見てチャンネルを合わせ、いつもの「ながら見」。

お題は「超・少子化」でした。その語を耳にするようになったのはもう10年以上も前のことで、当ブログにても時折その辺の危惧についてつまらぬことを発していましたが、番組を見ていても依然決めてとなるような打開策がなくかなりの行き詰りを見せている感。もはやこの国の少子化問題は崖っぷち、ギリギリのところまで来ているそう。

 

まあ、50年後の日本がどうなっているかとなどいうことは~人がいなければ荒廃する~私の如くただの坊さんが悲観することではありませんし、そもそもその頃は退場済み。

あちら-お浄土-の方で「それなりにうまいことやってくれ」と国の政治愚策を笑っているくらいでしょうか。

だいたい一番にそれを考えなくてはならないのは政治家という職種。国の代表者ともいわれている連中ですね。

 

とかくその手の少子化対策としては恒例の「ばら撒き」を思い浮かべますが、何しろ子供を安心して育てられる環境を作ることが肝要ですね。一人産んだら「何円くれる」という施策がありますが、一つ二つの限定メリットの提示だけでなく、総合的に子育てしやすい(それも3人4人と)、理解力ある社会環境を作らなくてはなりません。

 

電車など公共の乗り物、飲食店、ホテルのロビー、美術館、観劇どこへ行っても、「子供がうるさい」と「親の責任論」をぶつけられ、キャッチボールやボール蹴りの禁止の公園は当たり前のよう。社会が子供そのものとその遊びについて危険性(本当は責任逃れ)のみを主張して限定してしまうという世の中です。

どうしてこんなになっちゃったのでしょうね。

 

なるほどその安心の提供には何よりも財源が必要になってきますので、それを次の消費税アップの大義名分とされるのは厳しいとは感じますが、テレビのアンケートでは、少子化対策にある程度の国民負担はやむを得ないという意見が圧倒的でしたので、その許容と危機意識は国民レベルにはあるのです。

 

問題は解決の意図を見いだせず、あいも変わらずくだらない話題ばかり国民に提供し続けている無能な国会議員です。

経済界の顔色偏重で大企業の内部留保は増えて国民は格差の中で喘いでいる現実です。

 

昨日丁度面白い記事がありましたので爆笑しながらここに転記させていただきます。標記「日本死ね」はかなりのインパクト。ネット上の書き込みでした。

ただの「怒り」を越している感じに、つい目が留まってしまいました。

 

だいたいのところを転記すると・・・

 

「保育園落ちた日本死ね!!!」

「何なんだよ日本。一億総活躍社会じゃねーのかよ。

昨日見事に保育園落ちたわ。

どうすんだよ私活躍出来ねーじゃねーか。

子供を産んで子育てして社会に出て働いて

税金納めてやるって言ってるのに日本は何が不満なんだ?

 

不倫してもいいし、賄賂受け取るのもどうでもいいから保育園増やせよ。オリンピックで何百億円無駄に使ってんだよ。

エンブレムとかどうでもいいから保育園作れよ。どうすんだよ会社やめなくちゃならねーだろ。ふざけんな日本」

ですって。某ママさんの記述ですね。

 

待機児童23000人。

仕事に就いているママさんたちは怒っています。

これでは子供ができたら必然的に会社を辞めなくてはなりませんね。不安で子供は産めません。

 

「パートタイマー給料25万円」とお坊ちゃまソーリの鼻高々に公言する「一億総活躍社会? 」ないない!! 「いったい何それ?」

でありますが、いつでもどこでもお金持ちと政治家の皆さんが幅を利かせて活躍する社会なら大いにわかります。

 

画像はいつか行った桜の季節の安土城登城口。

安土城の実質的所有者の摠見寺と近江八幡市の「意見の相違」から始まったこのドタバタを記しますが、お寺の方で無料駐車場を作ったらこれまでの市の運営する有料駐車場が赤字になったということ。

赤字はかなわないので駐車場前のトイレを有料化するというものです。既に議会通過とのことです。

観光地トイレが有料なんて聞いたことがありませんね。

 

鳴り物入りで改修完成した安土城も少々鮮度が落ちて、観光客が減っているのでしょうか。

まああの様子を見ているとかつての相良海水浴場の駐車場と同様な気がします。地域高齢者会等の活動費になっているのでしょうか(これはあくまでも推測)、徴収者は年配の方でした。

高齢化社会を支援するにそういった活動に高齢者が従事していただくことはいいことですが、そもそもトイレは観光客誘致の最低限のサービスですよね。

もっとうまくやってほしいものです、近江八幡さん。