ネコバンバンの厳冬は緑茶を 建仁寺の茶碑 

1週間ほど前の氷点下の寒さは一応去ったようで、雨天時は温室のヒーターはお休みにしていました。

天気が悪くなると頭痛がちになりますが、カラカラの空気を湿らせて比較的、温かな空気に覆われるのは悪くありません。

 

寒い朝に気を付けなくてはならないことが増えましたね。

ほとんど都市伝説の域と思っていましたが寒い冬の朝に車のエンジンをかけた際、「ネコがギャー」という話はどうやら本当のことだったようです。

「野良さん」が夜間帰宅した車のエンジン余熱を求めて、下からエンジンルームに入り込み、朝まで寝込んだところを早朝に車の持ち主がエンジンを始動した際にファンベルトに挟まってしまう不幸な事故が発生することが少なくないようですね。

 

日産自動車がその不幸な事故を防ぐためにキャンペーンを展開していました。

題して「のるまえに♯ネコバンバン」(KNOCK KNOCK CATS)

です。概して自動車のメーカーさんは自社の自動車の宣伝ばかりするものと思っていましたが、これは「小さな命」を守ろうというだけで車を直接販売しようとする意図はないものです。

私は、そんな悲劇はまっぴらごめんです。想像するだけで恐ろしい。早朝の車の始動は「バンバン」してあげるクセをつけようと思います。

 

拙寺の「無量寿茶」は牧之原市の「ふるさと納税」にラインアップさせていただいておりますが、おかげさまでまずまず以上の応募をいただいて、大澤寺婦人部一同感謝しております。

しかし、ことこの1月後半の2週間に限っては申し込みが不調。

 

昨年1月より参加させていただいてから、各地より声を掛けていただき、「これほどのうれしさはない」というくらいの感動の連続でしたが、やはりここにきてのそれはちょっぴり不安になってしまいます。

まぁ12月の反動ということもありますし、これから新茶が出回る5月までは、停滞期になることは仕方ないでしょう。

「ふるさと」に参加する事によって「牧之原市」の税収アップに少しでも貢献させていただいている「寺としての気概」が私どもに芽生えだしているところです。

 

さて、緑茶といえば栄西さんの「喫茶養生記」。

昨日、建仁寺の続きです。

何度か記していますが(「茶の十徳」明恵上人)、栄西開山の建仁寺というだけに、茶の木の生垣そして「茶の碑」にミニ茶畑を見ることができます。

お茶に関わる者として、この碑に訪れてみることも「よかったな」と思うところです。

 

私の覗いた時は小書院の障壁画は真っ青。一瞬の違った世界に戸惑いました。期間限定で鳥羽美花という画家の作品「舟出」だそうです。

最後の画像が「○△□乃庭」。昨日はその掛け軸を紹介していました。△形の石は建物の形の魅力に負けてカット。

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コメント: 2
  • #1

    小山昭治 (火曜日, 02 2月 2016 09:56)

    私もエンジンルームに入られたことがあります。
    しかもそのままの形で2日くらい車に乗っていました。
    「ニャーニャー」と声はすれども姿は見えず
    どこにいるのか分からず不思議でした。
    しかし気がついたときは2日くらいたっていました。
    私には取り出せずモータースに出してもらいました。

    「ネコバンバン」ですか・・・できるだけやってみます。

  • #2

    今井一光 (火曜日, 02 2月 2016 19:40)

    ありがとうございます。
    人を呼んだということは経費がかかっていそうですね・・・。
    大変でした。
    ただしネコの命を助けたとことの満足もありますし、
    もし知らないでエンジンでもかけたことでも考えれば
    気が付いついてよかったですね。
    私も「バンバン」と「耳を澄ます」ことが必要だと思いました。
    何より教習所で習った「始業点検」など
    まったくしていないわが身を反省しています。