ひょっとして?・・・   NHK「所さん!大変ですよ」

昨日は朝起きて、久々に張った氷の厚さと水道蛇口につけっぱなしで硬直したホースを横目にしながら依頼した方と待ち合わせた山へ向かいました。

境内に敷く砂利を求めにです。

 

朝起きて、その約束をしたことを少々後悔しましたが、山では気合を入れての手作業。ガチガチに固まった砂をツルで掘り崩して軽トラ1台分。

境内に帰ってから私は「おろしとならし」役に徹しました。

ヘルプの方が4台分積み込みして計5台分。

ならしてみると「はたして5台分?」というくらい、馴染んでしまいました。

今は、朝のホースではありませんが、関節と筋肉そして腰が硬直。久々の土木作業で左腕の関節がヤバいかも。昼食時は箸を持つ右手の動きが覚束ず、苦笑い。当分引きずりそうです。

 

午後3時には風呂場に直行。

冬の固まった体をほぐすにはコレが一番です。

私は箱根の日帰り温泉には結構通っていましたので、「風呂が熱い」というのには慣らされています。家でも世間様の奨励する「ぬるい」お湯や「半身浴」など目もくれず、「冬は熱め」が定番に。

 

何よりも筋肉のほぐれ感が違いますし、「高温にガン細胞は弱い」という説を真に受けて、夏に日焼けしがちの体のためにと比較的熱いお湯に入っています。皮膚がん対策としては効果があるようです。

ところが最近は逆に熱いお湯に入ると「死ぬかも・・・」と言われるようになりました。心臓と血管によくないということです。

特に暖かい部屋から脱衣場、風呂場の低温区域を通過した体にイキナリの「高温の長湯」は血管が収縮して血液もドロドロになり、また体にも相当な負担をかけるといいます。

 

なるほど交通事故よりも風呂場で死ぬ人の方が多いとも聞きますね。それほど風呂場、トイレ・・・要は家の中こそが危険因子多々のようです。一言で、急激な「血圧の変化」が原因ということになりましょう。

こういう寒い時は血管もゴムホースと同様にカチカチになることはわかります。自分の血管がカチカチに固まっているところに一気に血流だけが増えたら詰まったり破裂するかも知れませんね。

 

今、「血管年齢」というものに興味があります。

このまま熱い風呂に入り続けたいですし、父のように風呂場で倒れたくもないし・・・。ただ父は半世紀近く喫煙していましたので私とは比較にならないと楽観していますが。

 

さて、昨年末、大晦日の「除夕の鐘」について何度か記していますが、実はテレビ局の方が来ていました。

しかし撮影されれば放映されるだろうと期待してしまうのは少々甘い話。

前回、NHK静岡でのニュース番組内の企画での撮影(集団疎開について)でもかなりの時間を付き合いましたが、流れた映像はほんの一瞬。そんなものですね。

番組の当日の企画の方向性に沿ってなければボツになるのは当然のこと。編集して見栄えを良くしての放映まで約一か月、一つの番組の作成に相当の時間と、無駄とは思わない労力が必要なのですね。

 

ということで、当日境内にいた皆さんはスタッフに、「放映日はいつ?」などとお気軽気分で聞くなど期待度満点の様。

それはそれはお寺が映るのは悪くはありませんが、私はもし、放映が少しでもされたとしても不安です。

 

「懸命は一所」(昨日)と「所」の使用でなければいけないと事あるたびに言いつつも、「所さん!大変ですよ」という番組は、世の中の「ちょっとオカしなこと」を半ばスクープするような番組です。よく出演者にモザイクがかかったりしていますね。

ということは「オカシな寺」として紹介されたら・・・と評価がくだされたらと不安になるのでした。

 

スタッフには昼間に鐘を衝くいきさつをペラペラとおしゃべりしました。

夜間衝く鐘の音に対する波津地区のどなたからのクレームの電話があったことから父の代で終了した除夜の鐘。それを昨年から時間を大幅に繰り上げて再開したというものです。

その理由が強調されでもしたら近隣の皆さんの中で、腹が立ったりする人がいるかも知れません。

 

別に真昼間に鐘を衝くことには自分には違和感がまったく無いのですが、やはり昔からのままで行っているお寺さんから見れば「文化と伝統をぶっ壊している、けしからん、変な寺」と受けとめられる可能性はあります・・・。

 

「映らないと恥ずかしいし、映っていても恥ずかしい」というジレンマがありますが、開き直って記しました。

当日の番組紹介欄です。

 

NHK総合 「所さん!大変ですよ」

     1月28日(木)午後10時55分~11時20分

 

「衝撃映像!あの“怖い鬼”が消えちゃった!?」

 

「雪国に長く伝わる祭りで信じられない異変が起きていた。

祭りの主役“怖い鬼”が姿を消したという。

調べてみると、各地で祭りや伝統行事に異変が起きたり、

中止になっていたことが判明。除夜の鐘が消えた街まであった。衝撃の真相と映像が満載。」

 

夜遅くまで起きていられる方は冗談半分でチャンネルを合わせてみてください。画像②が山の中段あたりから見た北方向。

南アルプスの雪の遠景。④~⑦が昨年の大晦日のお昼頃の図。