ビルの谷間 徳川慶喜の隠遁地でランチ接待 浮月桜 

先日はお盆休みで帰省した「奥の墓道」と静岡駅前で待ち合わせて、「Wカップバクチ」の清算をしていただきました。

まさに駅前にある旧駿府代官所、「浮月桜」で懐石ランチ会が催されました。

 

 徳川慶喜に纏わる品物も展示されるということで、以前からこの敷居の高そうな店に入りたかったのですが、やはり躊躇。しかしチャンスが訪れました。

今回は彼のおごりですので問答無用、まさにスキップして行くが如くカウンターのベルを鳴らすと「ここじゃなくてあっち」とのこと。気を取りなおして隣の右側の建物へ。

 

 ランチは3種類。

①浮殿弁当2656円 ②桟敷松華堂4389円 ③慶喜懐石5313円

です。

①はご飯が無しで茶そばが主②が弁当形式③がコース懐石です。選択肢は私にありません。オーダーは彼ですがニヤニヤして様子を窺っていると③の注文が為されました。やはり「慶喜の邸宅」だったことだけにコレでしょ。コース料理ですので時間が少々かかるとのことでしたが、「おしゃべり」しながら料理を味わうのも悪くないということ。

彼からは「よく噛んでゆっくり喰え」と指摘を受けました。

粗野な育ちで慣れていないもので・・・つい一気食いの癖が出てしまいます。

 

 鱧(はも)を素材にしたものが2度出ましたが1回目の時に「ハム?」と聞き返して少しばかり「恥」でした。どちらにしろ鱧(はも)というお上品な代物はインパクトある味付けでは無く私にはどうしても今一の感。さわらの焼き物の段階でご飯が欲しかったですね。

 

 そもそも浮月桜のウリは池の散策。

雨が上がったあとの竹藪と池を覆う木々には情趣があります。

最初に間違って入った本館1階の脇にある慶喜関係の小展示スペースに参ってイベント終了。


 ②静岡らしいオレンジのお酒は彼に飲んでもらって、私はお茶オンリー。

冷たいお茶と熱いお茶の両方を「欲しいな」と思うタイミングで出していただけるという配慮に何とも感服いたしました。