梅と梅王丸

3月末頃の境内の様子を記していますが、現在小さな南高梅に今年はこれまで最高、概算30個以上の実をつけています。

あの憎らしいアブラムシもつかずいたって健康的。

 梅の実をどうするという目的を持っての植栽ではありませんが、そろそろ収穫して何にするか考えます。

前回は梅酒を作ったものの飲まずに放棄、無駄な事をしてしまいました。やはり梅ジュースの素がいいでしょうか。

 私は小田原で育ちましたので夏の香りと言えば各家で作る梅干しですね。畳ほどの大きさの網やら大きなザルに梅の実が乾されていました。

それもいいのですが素人梅干しはすっぱ過ぎ、飛び上がります。

 

 さて先般も紹介させていただきました当山4匹目の「ピグモン」(ウルトラQで出た怪獣)みたいなネコ、2月生まれの「梅王丸」です。昨年の報恩講に現われた「五六八」とは仲がいいのか悪いのかぐちゃぐちゃになって絡み合って、離れれば運動会状態になります。「寿桂尼」と「氏真」は殆ど当家の主役の座は降りて前2匹の様子を傍観しています。

 

「梅王丸」の名は梅の侯の生まれということからですが世のペットの名のならい、カタカナ・横文字よりは趣味に合っているかと思いまして。

「梅王丸」は『菅原伝授手習鑑』(すがわらでんじゅてならいかがみ)に出てくる三つ子の兄弟の長男ですね。菅原道真(→ )の失脚左遷に纏わるお話ですがやはり道真に「梅」は切れないものなのです。

キャラクターとしては怖いものなし、剛健で駆けずり回っているところはまさにその通りなのですが我家のネコの方には顔に隈取りがありません。氏真の顔は立派な隈取りがありますが。

 

 梅ちゃんは人の寝方を見て覚えたのか、柔らかい布団の上も床などの堅い場所も背中を下にして寝ます。大股広げて・・・無防備に。