いつもいつも 僭越至極

昨日の徒然草段中の

「真俗につけて、必ず果し遂げんと思はん事は、機嫌を言ふべからず」の口語訳は「仏の道(坊さん)であろうがそれ以外の道(坊さん以外の人)であろうが、何かを成さなければいけないことには、必ずその時を後回しにしてはならない・・・・スグやれ、後回しにするな!!」ということですね。

 

  特にこのような時節、寒風吹きすさぶ侯ともなると何に付けても、もたもたぐずぐずしている自分があって、このような厳しい言葉を記すこと自体お恥ずかしい限りです。 

 

さて、画像は大堀隆氏にこのほど御寄進いただきました書です。

叡山、酒井雄哉大阿闍梨の書で「無常迅速」。

この言葉は何故に兼好の述べたことを実践しなくてはならないかというその理由を一言で記したものです。

「無常はあっという間に訪れる」からですね。よって以前も記しましたが「拙速を尊ぶ」ことは悪いことで無いと思うのです。

 

 今年あたりのプロ野球のセリーグ、ベイスターズを見ていればあのチームが優勝することなど夢のまた夢のようですが、

懐かしいことで、かつて横浜ベイスターズの優勝と日本一がありましたね。

当時、神奈川県人の私にとって飛び上がるような出来事でしたがこの時の球団社長が大堀氏。

 大堀家は代々相良在住で、横町から百花に住まわれ旧くから当山が御世話になっている家の一つです。