俊敏な動き痛み入ります

話の始まりは先日の日曜日。

横町のご門徒さまが足を引きずってのお参り。事情を聴けばそれ以前に当山門前の道路の段差に足をとられて転倒し2か所を骨折したとのこと。

この段差のために捻挫したり転んだりした話は少なからず聞いていましたが(私も三回は足をとられています)

もはや捨てておくことはできず、週明け月曜日に写真を持って市庁舎2階の道路課へ陳情。

翌火曜日には現地調査の人が来ていましたが、木曜日早くも工事着手。恐れ入りました。お願いに上がったときも案内の方、担当等若き皆様の応対は快く、何しろこの俊敏な着手には感激しました。

工事手配の担当の方のお名前はお一人しか知り得ませんでしたが(「ユースケ」氏でした)皆様本当にありがとうございました。

おかげ様でございます。

これで躓いて転んだり自転車のタイヤやお年寄りの押し車が段にとられてしまう心配はなくなりました。

こういうご縁にもまた幸福感を味わえました。

 

夕方からは久しぶりに1980年に公開された「影武者」のDVDを借りてきました。先日の長篠の件について記した新聞記事のあと、黒沢監督がどう描いていたか確認したかったからです。

野田城、高天神戦から長篠まで耳慣れた地名が出てきます。安土城はそれらしい石の階段で納得しましたが高天神には天守があってオヤっと思いました。

長篠はやはり「三段撃ち」を採用しており、設楽原も思いのほか広大で連吾川の流れも豊富に描かれています。しかしあれだけの馬防柵とエキストラは圧巻です。旗や着物は綺麗でかなり気合が入っていることを改めて感じました(可哀そうですが勝頼はすくいようがないおバカに描かれています)

現実社会の憂さを払うには持って来いですね。

そもそも(山崎努演ずる)武田信廉(逍遙軒)が信玄に瓜二つで影武者を務めたということにヒントを得て作られた映画だと思います。

信廉は長篠戦は逃げ切りますが天目山で勝頼が切腹したあとに信長(大将は信忠)の執拗な掃討の網にかかり森長可の手で斬殺されています。