判定不能D 眼底(毛細血管)検査 リーズナブル 

朝一番、境内植栽へ水やりから。

ついついノー天気にホースを取り回すこと約10分、庫裏に戻れば首腕足にじわじわと痒みの嵐が。

毎度のことではありますが、かなりイラつかされますし一気に朝のヤル気というものが消え失せます。

 

防虫スプレーや蚊取り線香を点け、また靴下を履いたり長袖シャツを着こむなどして外に出ればベストなのですがね。

朝からそのような覚悟と対策を完全にしてから外に出ることなどそれは無理。

ただただあ奴らへの罵倒、憎まれ口を叩くのみ。

「じきに焦熱地獄だぜ~!!」

晴れが続いて高温が続けば蚊の棲息と繁殖は厳しくなります。

墓前の花入れの水は熱湯の様、「ざまぁみやがれ」です。

 

ヤラれた数箇所にキンカンを塗りまくって私は朝食も摂らずに榛原病院へ向かいました。

本を一冊持参して半日覚悟の待合へ。7時50分には病院ロビーでうろうろ。そして誰もいない、窓口も開いていない待合室に。

予約もしていないイキナリの外来ですが、それは昨年の人間ドッグで指摘されていた部位の再診という大義。

 

何度かその手の要再診への対応に病院各科に赴いていますがこれまでは何とかセーフ、経過観察ということで逃げていましたが、今回の再診は「かなりヤバい」の覚悟をもって、眼科待合へ赴いたのでした。

 

昨年の眼科検診結果が「判定不能」とやらで総合判定がD。

それを1年間放ったらかしにしていたわけです。

次のドッグの日にちが予約が遅れたせいで11月。よってそこまで放置し遅延を許容するのは「如何にもマズイ」と考えました。

 

そしてその気持ちを強く押したのは①ここ数週間に発生した眼の異常の件。

朝起きた際の乾燥ぎみのしょぼしょぼ感。もやがかかっている様にも。それは時間が経つにしたがって解消し今度は涙目になるという始末。そして最近視力が落ちてきたようにも。すべてネガティブ。

そこにまたその何かの確信を得てしまったのは②私の周囲の方たちから眼の病での難儀と治療の話を重ねて聞かされていたことがありました。

主に白内障の件ですが齢を重ねると当たり前のようにその症例は増え、色々なところでその改善例等を聞かされています。

そして私の妹の夫は緑内障の手術をし車の遠乗りが出来なくなったことなども聞かされていました。

 

私も夜間と雨天の運転を避けるべく生活するようになるなど

①の如くの症状の発現から、いよいよその白内障の仲間入りかと覚悟を決めての再診でした。

すると診療前の検査で「車で来られたのなら今日の検診はできませんね~」と。

それは眼底検査のため瞳孔を広げる散瞳薬を点眼しますので帰宅時の車の運転に支障が出ることを指摘されたのです。

 

それを納得し診療までのインターバルに奥方に連絡、息子の車で来院し私が乗って来た車の運転を依頼しました。

その件(運転手代行あり)を告げると今回の最大テーマ「眼底検査」はスンナリOKとなりました。

その日のうちにケリをつけたいですからね。

飛び入り診察だけに本診察の順番は、列の先頭であっても殆どビリでした。

 

待合室では余談があります。たくさんの人たちがいらっしゃいます。

そこではかなり困惑するパターンがありました。

 

年配のご夫婦の男性から「大澤寺の住職さん・・・」と声が。

こういう場で世間話をするのは避けたいところですが、無視するわけにもいかずとにかく「こんにちは」・・・凝視して見返すも一体どなたなのかさっぱり・・・

診察で呼ばれたその方の名から「Hさん」ということはわかりましたが、その方がどなたなのかまったくもってわかりません。

すると大きい声で「お寺さんは大変だ~」と。

何が大変なのか?よくわからないまま「うん、うん」と苦笑しながら返事をするとその方はどうやら平田寺の檀家さんのようで、現在改修中の本堂の総工事費、〇億〇千万円の数字と1件あたりの割り当て金、そしてまた別のお寺の前住回忌法要と新住職晋山式の合算費用あれこれについて話しだしました。それも周囲の耳目を憚ることなく。

その手の話をされても私はその「大変ですね~」をそのまま返すほかありませんね。

 

衆人の中で私一人素性がバレバレで冷や汗をかいていると私の隣に座っていた年配の方が診療が終了し部屋から出てくるや否や私の前でイキナリ転倒、膝を打つ鈍い音が響きました。

係の人も飛び出しひき起こしたところに、奥方が現れたので「取りあえず車椅子を」と奥方に手配を指示しました。

医師でも看護師でもないのにね。

お節介甚だしいかもしれませんがその場を仕切りたくなるのは性分で。

しかしながらその方はそれを固辞。

年配の方はいたって車椅子を屈辱に感じるのか特に嫌がりますね。それに乗ってくれれば周囲が安心するのに。

そこから今度はその方と話し込みました。お隣ですから小声でありがたい。「齢はとりたくねーなぁ」と。まさに同感でした。

その方は先日「脊椎閑狭窄症」を同病院で診断され、経過観察中だと。現状手術について検討しているところだった矢先の事。歩いているつもりだったが「右足が出なかった」とのことでした。病院まで車で来ているそうですから、心配になりましたので

「家族の方は?」と聞けば誰もいないと。

 

私も運転手として奥方を呼びつけたくらい、その日は制約のある身でした。とはいえ耳に残るあの膝を打った鈍い音も気がかりでした。

そうこうしていると私の名前が呼ばれて診察室へ。

その後その方は「一人で歩ける」と言いながら看護師を振り切って帰っていったそうです。

 

少しでも役に立ちたいものだと思いましたが奥方から「御前の出番は、まだ早い」と。

吉本じゃあるまいし・・・

みなさん案外と遠慮するものなのです。親切の押し売りは「ウザい」と感じられますでしょうし・・・難しいね。

南無阿弥陀仏です。

 

扨、肝心の私の診断はまた有難くも「何でもない」でした。

医師は人間ドッグの所見について「何だこれ・・・」と驚いていましたが・・・

白内障の件もそれを診断する端緒のかけらもないとのお墨付きをいただきました。「目薬を多めに出しとくよ」でおしまい。

奥方からは「また家族を巻き込みやがって」と叱られました。

 

ちなみにこのドッグの所見を生命保険会社に提出していましたが、この件がマイナス評価となって「眼病に関しては保証対象外」とされてしまいます。

どうでもいいことですが、ちょっと首を傾げますね。

 

病院から外に出た際、石垣島の白砂のビーチにイキナリワープした気分。気温もそれに近い。

とにかく眩いばかり・・・眼底検査のため瞳孔が開いていますからね。

 

尚、眼底検査はリーズナブルな検診手法でおすすめですよ。

それはあらゆる眼病の検査は勿論、毛細血管の診断から糖尿病性、高血圧性の末端血管の疲弊や動脈硬化まで指摘してもらえます。眼底だけにこれは盲点です。

ただし診察後の車の運転はダメな場合がありますがね。