「子々孫々代々昌(さかん)」「親死ぬ子死ぬ孫死ぬ」

午前は刀剣研ぎ師で神主の中村先生のお宅へ。

とはいえ先生は神主の職は完全に辞め、研ぎの仕事も余程のことが無い限り受けていないとのこと。

先生の利き腕ではない方の腕には無数の紫斑の痛々しさ。

度重ねた透析施術、血管挿入とその失敗の跡といいます。

それでも先生は「これから4~5回目になる最後の晩餐(飲み会)に行く」などと至って元気。

 

私が伺ったのは先般引き受けた比木原のお宅から拝借した掛軸を返却するためです。先生も仲介してのことですがその件以前「また貸しのまた貸し」などとブログに記していました。

すべて「信用」あってのことですね。

 

比木のお宅へは何度かお邪魔して遺物(書や軸)の撮影をしていますが今回がその最終回です。

概略撮影が終了したということでこれから画像を纏めることになります。

その画像が完成したら叔父にデータ送り、書の文字解析を依頼する次第。

どれもこれものんびり進めて行ければ・・・

 

扨、画像は比木のお宅の書。あのお宅の書の中では新し目のものになりますが、こちらにある理由は不明です。

軸や書というものは出所場所と所縁が結構大事になりますが、実際は判然としないものが大多数です。

 

この軸は依頼者の意向が汲まれたのか、とても目出度い言葉になります。

早速この画像を叔父に。

「子々孫々代々昌(さかん)」~紫雲。

あの一休さんが目出度いことばを依頼されて書したという

「親死ぬ 子死ぬ 孫死ぬ」を思い出しました。

どちらも同じ「仕合わせ」を意味しますね。