梅雨入り宣言の翌日はいわゆる梅雨の晴れ間というヤツ。
境内やることが溢れていますがそれらを無視して息子家族に連れられて浜松へ。
あちこち歩いてへとへとになりました。
普段の私の立ち寄る場所ではなく、赤子用品に特化した行程ですので疲れます。
それでも息子が防犯用に「もう一本」バットが欲しいというので別れてスポーツ用品売り場へ。
それは一昔前の価格とはまったく違い私の想い描いたものとかけ離れていました(最低で1万円、上を見ると数万円)。
よってパスした次第ですが先般は「日本刀では勿体ない」(対バール少年)というところからバットとなったのですが、バットでも勿体ないということになったわけで。
やはり「バールにはバール」で対する他はないようです。
バールならば3000円程度でありますからね。
できるだけデカイのを用意しましょうか。相手を圧倒できますし境内作業で活用できますからね。バットより利用価値がありそう。
扨、バス遠足二日目は大谷祖廟からのスタートでしたが、お参りが済んだ後、叔父夫婦はタクシーで豊国神社前を経由して京都駅に着いたことを記しました(こちら)。
そちらの宝物館が目当てだったそうですが、雨の為にタクシーは降りず「次の目標」としての下見ということで帰路についたのでした。
叔父夫婦のそこでの目的は「歯」でした。
叔父夫婦の「歯」への高いウェイトの想いは半端なものではありません。
叔母は1カ月ごと、叔父は2が月ごとに歯科医参り。クリーニングに赴くそう。何もそこまで・・・と思いますが健康維持のルーティーンになっているよう。
私どもも1年に一回程度はそれを心がけていますがその頻度では「少ない」ようです。まぁ歯科医からは半年程度経つと「そろそろです」のハガキが舞い込みますが。
叔父の友人で初期の頃のインプラント施術(5本)を行った方がいらしたそう。経年で顎の骨の老化・劣化と歯槽膿漏からそれらすべてが脱落し、次の策を検討している最中に突然死された件を話していました。
それは歯周病菌の体内浸潤によって動脈硬化が進み心筋梗塞、脳梗塞に至ったものとその因果関係を説明していました。
健康維持のために多様な方策が説かれていますがまずは歯こそその鍵であるというのがその叔父の主たる健康思想となっています。案外そこは見逃されている基本ですね。
その豊国神社の宝物館にある「歯」とは秀吉の歯です。
お抱え家臣だった加藤嘉明(賤ケ岳七本槍)が秀吉から下賜されたもので宝物館に伝わっているのでした。
私は幾度もその宝物館周辺をブラついていますが、その裏手にひっそりとある旧秀吉墳墓を尋ねるだけで、これまで一度も拝観に立ち寄ったことはありません。
ネット上「豊国神社 秀吉の歯」でヒットしますのでそちらで検索してください。
叔父夫婦が見たかった歯(上あごの左側の奥歯)とはすり減ったうえに歯垢歯石に覆われていて、おそらく秀吉の最後の1本だったと推測されているものです。
秀吉は通説61歳で亡くなっていますが晩年歯の数はゼロ。
まともな食生活は送れられなかったでしょうね。
思うことは歯槽膿漏で歯が抜け落ちていく秀吉、周辺侍らしていた女衆の決して口には出せない苦痛というもの、思いやられます。
要は叔父夫婦は口腔内ノーケア、歯磨きの習慣ゼロの様を観察に行こうと思い立ったのでした。
ここに文春の「本の話」に『秀吉の食生活を「歯」から探る? 戦国の「食」とは』という対談(磯田道史,木下昌輝)がありますので参考まで。
その「歯」を賜ったという加藤嘉明。今の私なら「いらネ~」ですが、当時の彼としては感激モノだったことでしょう。
その後の徳川の治世に生きる者として、そんなものを大事に持ち続けていたら面倒くさいことになりかねませんので嘉明は手放したのでは・・・
彼の生まれは三河本證寺の近く岩根城です。
要はチャキチャキの真宗門徒の家でかつ父は家康の家臣。
三河一向一揆で一揆方について負け組、三河を離れることになります。
流れ着いたのが秀吉配下。戦働きにて頭角を現しトントン拍子で名を挙げて国持ち大名にまでなるわけです。
豊臣恩顧として秀吉に恩義ある加藤嘉明でしたが関ケ原の際は東軍に与したというところは絶妙でした。
江戸で亡くなった嘉明は麻布善福寺(または)で荼毘に付されて大谷祖廟に納骨されています。当時の本願寺有徳人として各寺院をバックアップした人でした。
よって私共が大谷祖廟にお参りするということはご先祖近親者、親鸞さんからの門主そして加藤嘉明にも合掌しているのでした。
この東山の山麓の続きに秀吉の阿弥陀ケ峰がありますが、日々お参りされる方たちの数ときたら雲泥の差。
さぞかしその賑やかさに嘉明は満足していることでしょう。
ちなみに私の大谷祖廟への参詣は数知れず。阿弥陀ケ峰は1度きりです。
画像は祖廟最上の扉前。雨も山がみずみずしく美しく映えます。
④⑤は祖廟事務所の「新しいタイプ」のお内仏。このタイプのちらしを配布していただければ紹介ができますね。
仏具屋さんには申し訳ないですが・・・





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