東博は興福寺北円堂運慶展 弥勒如来 11末まで

朝から小雨。

軽トラの荷台もロープも濡れてしまい息子宅(浜松)の引越し手伝いは中止かと思いきや奥方はそれでも行くのだと言い張ります。

私は「雨の日に引越しするバカはいない」と罵れば軽自動車に小物のみを載せると。よって例の冷蔵庫周辺の確認という意味も含めて私も同乗しました。

引越し手伝いの疲労度は満点。帰宅後17時前に昼食兼夕食を持ち帰り弁当で誤魔化して昼寝。

のこのこ起きて来たのが7時頃でした。

本格的雨予報のようですが、それでもまた駆り出されるのか。

 

思えばその住処を変えること、これまで幾度も経験していますが、息子だけで7回目になります。私自身もカウントすれば数え切れないほど・・・友人縁者のそれを含めれば恐ろしくなるような数に上ります。

引越し貧乏と言いますが、まったく無駄ばかり。未だ拙寺の庫裏や倉庫には20年前に横浜から転居した際の梱包を解いていないような荷が山積みになっています。

これからの人生、そろそろそれらお荷物の件、解消していくことが私の仕事になりますね。

 

扨、先月の東博行きの主たる目的は運慶展でした。

数日前にはその運慶展に訪れた方たちが10万人を超えたというニュースがありました。大盛況の様ですが同行した「奥の墓道」氏の口からも高評価の弁が。

それらは興福寺北円堂の主役、弥勒如来坐像に両脇に侍る無著(我らの時代の高校日本史教科書に掲載されていました)と世親の両菩薩像そして四隅を守る四天王像たち。すべて国宝です。

ちなみに四天王像は興福寺中金堂から。

 

北円堂と聞いて「こりゃ行かねばなるまい」と思ったのはまずその堂は通常非公開であるということと、昨年の拙寺バス遠足で興福寺南円堂の年1回限りの御開帳(10月の観音の日)を拝観したご縁がありました。

これで南北制覇。まぁただの自己満足ですが。

⑤左持国天 右多聞天。

⑥左広目天 右増長天。4体セット。

 

⑦画像が南円堂(または)の康慶(運慶父)の不空羂索観音。

東博放浪ののち半蔵門ミュージアムであの大日如来を拝観させていただいたのでした。