息子の引越し準備で右往左往の一日。
そして午後からは急きょ軽トラで浜松へ向かうことになりました。奥方と息子は2トン平ボディのレンタルを主張していましたが、私は「軽トラで十分」とその意見は一蹴。
借りに行く手続きの手間と返却のタイムリミットがまた面倒くさい。
あーだこうだ言いながら洗濯機ほか電化製品、家具等を積み込んで帰宅した時は20時過ぎ。後は大物の冷蔵庫の搬出が控えています。
彼のアパートから以前の冷蔵庫を積み込んで当地に向かう最中に起こった軽トラ不調乗り捨て深夜のドサクサ劇が思いだされます。今回は前回より二まわりほど大きな代物で少々溜息。
製品重量は97㎏とありましたので冷蔵庫引出しと内部のガラストレーを事前に撤去しておくよう頼んでおきました。70㎏くらいになるかな・・・
如何にしてそれを彼と二人で2階から下ろすか・・・思案中ですが問題は私の右腕各関節の不具合の件。
以前なら「楽勝!!」というところなのですが・・・、
扨、こういうやり方も一つの文化財の保護活動とその方向に感動させられたのが先日歩いた東博でのシーン。
日本の代表的カメラメーカーの技術でしょう、貴重な文化財クラスの絵画掛軸などを一般展示用にコピーを製作しようという試み。
「なんだ模写か・・・」などと言うこと勿れ。
まずモノホン級に再現する高精細復元技術がそこにありました。
現物の「展示」には大きな障害(光害劣化と物理的疲弊)がありますので、展示するとしても限定的になります。
しかしダミーであれば殆ど年がら年中展示できますからね。
たとえば表記「孔雀明王像」など、仏教伝来の頃からしばらく、
比較的古い時代の明王さんですが私どもの眼に触れる機会はそうはありませんね。
何せ平安期の珍品です。
どちらの管理者であっても空調管理された暗室で人知れず安置しておきたい物。
ルーブル美術館は宝石類で常設展示で盗難にあったわけですが、精密工作の偽物も混ぜておいても良かったのかも。
まぁ観光の目玉としてその美術館はありますし、人々はそれを目当てに押し掛ける故、ハナからコピー品を歌うワケにはいかないでしょうがね。
まぁ闇ルートで商売が成立するような美術品の展示には念入りな注意が必要だったか。
③画像~は国宝の狩野秀頼筆「観楓図屏風」。
室町期の作で神護寺の紅葉狩りを楽しむ人々。
以前の特別展の紹介文を転記します。
「高雄を流れる清流 清滝川の川辺で紅葉を楽しむ人びとを描く。反橋の先に山門が見え、雲間にのぞく多堂塔と伽藍が神護寺である。
橋のたもとに亀霊が現われ、その先が聖なる場であることを示す。」
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