連日クマ出没のニュースが報じられていますがどう考えても異常としか言いようがありません。
以前と言えば年に2~3件程度その手のニュースがあったくらいでしたから。
それも「出没情報程度」であり実際に「クマにヤラれた」など聞いたことがありませんでした。
そのように日々クマ情報が溢れる中、昨日も死亡事案が複数飛び込んでいました。
適宜記していますが、これから時間を見つけて、山に入りたいとその誘惑に駆られている私にとって、それへの恐怖は他人事ではありません。
その異常とは山に彼らの食する果実が少ないということもありますがクマ世界ではどうやら「人間は怖くない」が一律に了解したかの如くの変化。
以前なら山歩きはクマ対策用のベルの持参だったり大きい声でのおしゃべり、ラジオを鳴らしながら・・・を推奨していましたが現在はどれもこれもそのような対策では効果がないよう。
今はその対策は以前の「やりすごし方」的のものではなく「先ず頭を狙われるのでヘルメットを」とか「頭を手で覆うようにして地面に丸くなって伏せる」等、攻撃されることが大前提。
その防御態勢の保持の必須にポイントを置いています。
実はコレ、人間がお気軽に山(彼らの生息地)に足を踏み入れるようになった結果、クマたちが人馴れしてしまったのかも知れません。
「やり過ごす、逃げる」をもって対応し続けた結果、人間どもは「恐れるに足りず」となったのでは。
怖いもの知らずとなった野獣ほど怖いものはありませんね。
温暖化によって冬眠しなくなったといいますし、冬が安全だとは言えなくなりました。
要はその山がクマの生息域かどうかですが、日本の山系は続いていますのでその「出ない」の確約はなし。
今は圧倒的に北海道と東北地方での事案ばかり。
今私の周辺、山城歩きでお出ましされたら「まさか・・・」となるだけですが、遭遇されたはみなさんはどなたも「まさか」の語を吐いていますからね。「まさか」は何処にでもあるというのが仏教ですがもはや「まさか」ではなく「やっぱり」になったということですね。
扨、あの設楽城で見かけた掲示板にビビらされて周辺を彷徨う私どもがありましたが、どうしてもその手の掲示板の文言は「いつものこと」とばかりに2、3歩足を進めればあっという間に忘れ去ること。
まぁ「痛い思い」をしなくてはわからないのでしょう。
しかしわかった時は・・・既に遅し・・・それが人間の有様か。
ここ東栄町の名物といえば「瀬」の色々、要は川の流れと谷といった自然へ没頭ですが、それらが作り出したであろう露出した崖に特筆的を感じます。
安山岩の柱状節理が国道沿いに見られます。
地層が縦に現れていること自体こちら周辺の古い時代の地殻変動の半端無さを思うところ。
こじ付けですが親鸞さんの籠った六角堂を思い浮かびました(場所はこちら)。
墓石群は柿野川の釜淵周辺の藪をふらついたあとお会いした柿野石仏。独特なタイプの「石龕」が見られました。どちらかといえば神道系を思うような・・・
まぁ人影は一切見かけることはありませんでした。
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