あの竜巻によって亡くなった方があったことが判明しました。
先日私がパッド不調のために訪れた吉田町のNTTドコモがある駐車場でした。横転した車の運転手だったそう。
竜巻通過の日、「家が無茶苦茶に」ということで法事中止の連絡をされてきた吉田町川尻の御門徒さんの家に向かいました。
2件隣同士にあるお宅ですが両方とも年配の方が住まう家です。
2件のうち1件の一人暮らしのお宅はどう見ても全壊を思うほどでした。
①画像は今回の竜巻による被災地域を表したNHK制作の図ですが、そのお宅があるのが「矢印」の一番上辺り。
被災エリアを一言で言えば勝間田川と大井川の間の台地側の平地ということか。
複数の竜巻が台風通過とともに同時多発していたようです。
全壊だ半壊だの判断はこれからの当局の査定で決められるものですが、屋根瓦と一部剥がれた屋根、サッシを突き抜けた突風によって家の中は無茶苦茶になっていました。
もはや住み続けることはできず、ここは諦めて取り壊しになるとのこと。
「さきほど縁者が長野からお迎えに・・・」と隣家の方。
そちらでの生活になるようですが、心残りは「お内仏」と吐露されていたといいます。
そしてその方に促されてそのお宅のお内仏へ。
玄関で靴を脱ごうとすると「そのままで!」と制止されたのは、そこいらじゅうガラスだらけだったからです。
仏前で焼香する段はさすがに靴を脱ぎましたが翌日以降予想される雨に対応できるはずが無いことは明らか。
家の取り壊しとなればそのお内仏は・・・頭の痛い事ばかり。
お向かいの方の家は瓦のほとんどが落ち、物干し場は傾いていました。当日は自宅前に通行中に横転したトラックがあって門前を塞いでいたそうですが、長い間その運転手は運転席から助け出されずに放ったらかしになっていたそうです。
消防レスキューも救急も出払っていてこちらまで手が回らなかったのでしょう。
そして色んなものが飛んできた恐怖を語っていました。
自宅東側(大井川側)の壁を見せてもらいましたが壁面と雨戸には何かが当たったであろう窪みが多数見られました。
⑥の補修の図は大きく損傷があったため屋根のブルーシート敷設の際に緊急の補修を依頼したとのこと。
車にも飛来物衝突のキズがありました。
「何が飛んでくるの?」というのが単純に思うところです。
「石礫の類から、コレ」という具合に見せていただいたのが最後の画像。
あんなものを見せつけられて・・・唖然呆然。信じられないような画です。
無理ですよほんとに・・・。アレには逃れようがありません。
8日に電気は通じたそうですが停電の際は発電機で冷蔵庫の電源を確保していたそう。発電機は大事です。
生きていることを今「笑うしかない・・・」と意味不明な事を放ってしまうお見舞いの件、私と奥方の来訪を笑顔で迎えてくださいました。
これから雨になるという予報、涼しくなるそうですが、それはそれで作業の停滞となり風が吹けばブルーシートがまた心配。
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