午前の法要前の相良の空は複数ヘリコプター飛来の様。
先日の台風15号の被災状況を上空取材しようという報道関係の機体でしょう。
参拝ご一同に念のため家屋被災についての有無、声掛けをしましたがどなた様も無事だったとの事。
皆さんはどちらかといえば相良大沢から朝比奈原在住の方たちですから、「どこ吹く風」の躰だったのでしょう。
宗派教区組長さんからお見舞いの電話がありました。
拙寺についてはまったく問題はないのですが一部御門徒さん宅に被災があった旨を伝えました。
また榛原在住の数件の御門徒さん宅に電話してみましたが、電話は不通。通電していないので仕方が無いのでしょうね。
今の電話機はコンセントに差すタイプばかりですから。
榛原は静波在住の方から夕刻1730頃に電話がありました。
150号線は混みそうなので通過せず山側の道を榛原病院(定期健診)に行ったそうですが、その通り沿いも「酷くやられていた」そう。
家は壊れショッピングセンターのひさし部分が捲り上がっていたとも。
そんな話に驚いていると丁度「今、電気が来た~」の声が。
1日以上電気なしの生活をしていたのですね。
静波では電気が届いたもののその東側の細江地区になると夜になってもそれは来なかったよう。
またlineにて細江の方にお伺いしました。
家は無事だが電気なし、それでも少し涼しくなったので有難いと。
あれだけ電柱がボキボキ倒れていれば開通が何時になるかなどわかりませんね。
市は色々と市民サービスに対応しようと動いていますが現実はなかなか厳しいよう。
電気が来ないというのは致命的で、緊急電源の無い医院は休院を余儀なくされ、榛原地区の火葬場も閉鎖になっているとのこと。
医院も斎場も相良の方のそれらがフル回転になるのでしょうが、関係者は大変でしょうね。
昨日ブログでは講演会や花火大会の中止が早々に決まったことを記しましたが、牧之原で開催される将棋の王位戦もまた流れてしまったよう。あの状況でイベント系に傾注するのはもはやムリとの判断でしょう。よって①の本堂のポスターをはがしました。
その関係者の皆さんも酷くがっかりしたでしょうね。
前夜祭のチケット(会費1万円)100人分の催しも当然に流れたと思います。
色々なところで残念の数々をもたらした台風15号。
誰にも怒りをぶつけられないことは皆さん承知、淡々と受け入れて片付けに追われながら、ただただすべてを忍びつつ電気が来るのを待つだけ。
相良の私が無事である奇特を歓ぶこと、どこか嫌らしく感じますが・・・しかし有難い。
扨、本日は吉田在住の御門徒さんが当家に2か月ばかり前に来た新参者、当初の名「キイロ」 (そして「茶々」~ちゃっけい―ちいさい―と色目から)を引き取りに来られました。新しい名は「きなこ」とのこと。
5日がその約束の日でしたが台風のせいで一日伸びていました。
茶々はフラっと拙寺にやってきたわけですが、当初は②の如く見るも無残な酷い顔。
③が医者に連れて行き自宅に帰ってひと風呂浴びさせたところになります。
PCモニターとキーボードの間が大好きでキーボードのケーブル
を食いちぎられてしまいました。
大分慣れ親しんだところでその別れはなかなか寂しいものがあります。
最後の画像が転居のことなど知る由もなし、前日に寛ぐ茶々。
玄関でケージに入れられる際にいつもはあまり声に出さない彼の口から「裏切りやがったな!!」の如くの叫びが。
他の先住ネコたちも心なしか寂しそう。
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