夏の法臈(ほうろう)法衣 梟ケ城の石たちいろいろ 

昨日は8月15日を過ぎてから2週間以上法務なしの時間があったことを記しましたが、これは皆さん「暑いので本堂はゴメン」の意思が働いてのことだったのでしょうね。

ここへきてたまたまなのでしょうが2つの現象が目立ちます。

1つは9月の3連休13.14.15の相良の祭典の日にちは除いて土日は10月いっぱいまで法要の予定が入っていること。

中には午前・午後のダブルヘッダーが2日も。

息子を呼ぶか検討中。

繰り延べしてでも「涼しくなってから」の傾向です。

2つめはlineの友達登録をしている教区からの連絡で住職・坊守さんの訃報がたてつづけに舞い込んでいる事。

寺院関係者の葬儀はまず寺の本堂ということになりますから、想像するだけでその御苦労が・・・

 

適宜記していますが拙寺の如く、空調設備の無い本堂はまたぞろにありますが、坊守は御内陣の清掃と準備に追われ、住職はサウナ化した環境の中、法要装束での発声。

人によっては衰弱し熱中症にも血管障害にもなりましょう。

以前から、私どもの場合はどうにかなっていますが他のお寺さんは「これでよくやっていられるものか」と不思議に思っていました。

まず「体に来る」はず。

 

宗務所及び教務所からの連絡事項がありました。

今年7月の法臈(ほうろう)法衣条例が改正されたというものです。

「6月1日から9月30日までのに限り、薄物を依用することができる」の規定が削除されて「各位のご判断により・・・」と緩くなっています。

猛暑対応ということでしょうがただし書きとして「薄物は専ら夏期」であって通期はダメですよ~の追記がありました。

また薄物にも程があって「中が透けるのもダメ・・・」と。

襦袢・白衣・衣・五条の「重ね着」は結構にきます。

「夏」の概念が変わりつつある今、「夏限定」の意味も曖昧で理解に苦しむところ。

 

扨、昨日の梟ケ城

各巨石や石たちの数々が印象的でした(場所はこちら)。