快晴の中、大工仕事の少々と少しばかりの境内樹木剪定を。
藪の中にも入りました。
一番気がかりなのはマダニですね。
幾度もその恐怖を味わっているクセにNOケア作業。
「次(4回目)はナイぞ」と思いつつも平チャラ気分。
「その時はその時」風楽観でしたがやはり「死ななきゃ治らない」というアレなのでしょうね。
時間を惜しむわけでもないのですが、庫裏に戻って、ちゃちゃっと虫よけスプレーを噴霧しておけばその心配は和らぐのですが・・・
夕刻に近所の御門徒さんと話題になったのがマムシの件。
その方の隣家の方から「マムシをとり逃がしたので気を付けて~」との忠告があったとのこと。
小さい孫たちが遊び回っている庭付近のことですのでその存在には「まいった!!」とのことでした。
私は「きっと境内にもいるでしょう」と木々に囲まれた拙寺も大いに出現しうる環境であると。
しかしながらクマやマダニにヤラれたニュースはあってもマムシの咬傷については聞いたことがないので被害は相当稀な事案では・・・と楽観論。
沖縄ではハブ被害についてはよく聞こえてきましたが。
血清は榛原病院あたりに「用意されているだろう」の推測をもってその話を終わりました。
その方と別れて自宅に戻ると拙寺のキイロシロ(ネコ)が暗がりで「何か」とじゃれあっているところでした。
まさかと思ってそのひも状のものを凝視すればマムシでした。
あの方の隣家で見失ったという同じマムシがここに出現したとは考えられませんが、よりによって先ほどの話の主人公が境内に現れるなどかなりの奇遇です。
ネコが噛まれなかったのは不思議なことではありましたが、私はそのヘビをプラ製のミに入れてその方の家に駆け込みました。そのヘビ繋がりの奇遇について現物を見せながら、はしゃいだわけです。その方は「ありえない・・・」。
「ヘビの話をするとヘビが出て来る・・・」ヨタ話のようなことですが二人で驚き合いました。
その方は先ほどの話では「殺す!」を主張していましたが、そうあってはならぬと私は「放す」の持論を展開。
話の中で「ヘビをいじめるとヘビの仕返し(祟り)がある」といった「さもありなん」的おどろおどろしさについて語られていたこともありましたが、その信・不信はともかく彼の息の根を止めるなどの権利は私にはありません。
息子の子が数日前まで「ダメかも」の最悪のことを思い、例によってあの者用の自作の棺のサイズまで頭に描いたほど。
殺生は避けたいところです。
そこでどこに放すかということになりましたが、樋尻川はNG、向かいの藪はNG、拙寺の境内はNG、小堤山公園も尚更NGとその方の主張。
やむなく軽トラの荷台に積んで海岸まで向かったのでした。
それが150号線の向こう側、海岸の松林。
あとのことは「彼」自身にまかせます。
「下手に放して被害が出れば住職の責任になるかも」との忠告を受けましたが個人でそれを掴まえてから「殺処分しなくてはならない」などの法はありませんからね。
①9月6日は相良の花火大会とのこと。私は興味の外ですが。
その看板の近くでgood-bye ・・・。
夜の松林は特にお気を付けください・・・
まぁ自然豊富な相良、どちらにでもこのヘビは生息しているでしょうからね。
それより大河ドラマはその翌日9月7日が相良城破却の回と聞いています。
その回の次の週は三連休。
相良は祭りで盛りあがるようですが、相良史料館等への見学者も盛況になるのでは・・・受け入れ態勢の方はどうでしょう。
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小山昭治 (火曜日, 19 8月 2025 08:34)
今朝の公園の展望台でもマムシで盛り上がりました。
いいネタでした。
一茶でもあるまいし、ダニに血を吸わせるわけにも行かないでしょう。
マムシも殺傷後、懇ろに弔うのが筋では・・・
捕獲後、放すのでは人殺し熊と同じ。山への解放は好みません。
不動明王も最終的には鬼を殺したのでしょうか。