日々堂内の温度は上昇中。
暖気が夜間下がらずに築熱しているかのよう。
朝から風など少しも吹かず、堂内熱気に包まれていました。
体感については「本年度最高」を思い御内陣の不快指数はブッチギリ。大量の瓦が熱を吸収しまくり、下部空間に放射、外気温も下がらず堂内は終日温暖キープというか少~しづつ上向きのような。
数日後にあるご門徒さんの法事の件、エアコンの効いた家で行い「本堂はパスしたい」とのことでした。
それはそれで仕方ないことでしょう。涼しいところで正座の苦痛、まぁどちらでも・・・
夕刻の庫裏の気温は31℃にまで。その朝も30℃でした。
天井近くの気温計ですから床とは2℃程度は違うのでしょうが西日の直射は強烈です。遮蔽はしていますが無駄・・・
エアコン+扇風機のWで生息していますがそれ以上の対策はナシです。
奥方は「台所で火を使う気にはなれない」と夕食支度拒否。
よって「カレーを喰いに行こう」になりました。
「暑い時はカレー」・・・誰が言ったか知りませんが、やはり私の頭にそれが閃きました。
扨、昨日は「エホ×が来りて」笛を吹く・・・ではありませんが、あの御仁の目的とは・・・その意図は・・・企図するものを考えてしまいました。
私は一言で「修業の一環」の如く記していましたが・・・。
この猛暑カンカン照りの真昼間に、不知の人家の呼び鈴を押すこと。
それを以って家人は問答無用に玄関まで呼び出されて「エホ×です」などと、勧誘なのか何なのか正体不明・意味不明が突如と現れたりすれば大抵の人ならば「ぎゃふん」となって「さぁ、帰った、帰った~」の門前払いの結末となることは想像に難くありません。
時に冷徹な言葉、罵声を浴びることも多々あるでしょうから、私は「それに耐えてこそ」の人間成就を・・・と思い「修行」(だろ?)と勝手に思ったわけですが、もしそれだけでなく「真に勧誘のために来られた」と考えるとますます不思議を想います。
寺に来られる・・・信仰の勧誘・・・いやあり得ないだろうとは思うものの、もしかして「一縷の望み」のような・・・とも。
たとえば一人連れてくると幾ら・・・のインセンティブの如き報酬が設定されているのかなど・・・色々と考えてしまいます。
ボーナスポイントなどあればニンジンを吊るされた馬の如くに熱波をものともしない活力になるでしょう。
それが人というもの。まぁ知らんけど・・・
もっと深読みすると、お寺の主たる代表の住職を抑えればご門徒さんすべてがその彼らが信奉する何たらにいわゆる宗旨替えできるとでも思っているのでしょうかね。
私ども宗旨にカリスマは不在です。そしてハナから不要・不承認のスタンス。
絶対的指導者なんて「糞喰らえ」といった宗旨ですからね。
浄土真宗についてついその開祖親鸞さんが宗旨のトップであり「絶対」であろう・・・などとお考えになる方もいらっしゃるかも。
そもそもお偉い方を担いでピラミッドの頂点に据えて、その代弁者を主張する者の意向をもって君臨(カリスマ)を容認しようなどという宗旨ではありませんから。
人間親鸞さんの阿弥陀仏への案内、その阿弥陀の物語への導入きっかけの提示について報恩感謝して合掌するだけのことです。
表記は歎異抄2条最後の件です。
「このうへは、念仏をとりて信じたてまつらんとも、またすてんとも、面々の御はからひなりと 云々」
また「親鸞は弟子一人ももたず候~」もありましたね(やはり歎異抄)。
真宗は聞法にウェイトを置きますがその意図は「気づき」です。それをいただく機縁というもの色々あっていい・・・。気づきさえあれば・・・自身間抜けであったことに気づかされることも大いなる収穫です。
たとえ本願念仏を捨てて他の○○教の難たらを聞き、そのご判断については「皆様方のお考えの通り・・・実践するのは貴方!!」ということで、いわば個の意思をも尊重しています。
よって私一人の宗旨替えがあったとしてもそれは個人の問題。
御門徒さんは御門徒さんそれぞれの通り。
当然に真宗の一向専念無量寿仏のこころは私の独断かつ強制的に変えることなどはできませんね。
まぁそうなったとしてもただ「気がフレた」程度で流されるだけでしょう。
よって・・・何のために・・・その意図は・・・と考えるワケです。
またお盆の時節が近づいています。
もう25年以上経ちますね。
その「エホ×」に入信し自死に追い込まれたMS氏の自宅と墓前に「奥の墓道」氏とお参りに行くことになっています。
個を死に追いやるほどの「戒」と彼ら独特の「共」とは一体・・・
私は「暑い時はカレーうどん」それを信じています。
美味しければそれでヨシ。奥方の炊事放棄のおかげ。
尚、「揚げ物が食べたい」などと言えば・・・ブン殴られます。
コメントをお書きください
小山昭治 (月曜日, 04 8月 2025 10:07)
カレーうどんにカレーライス、しかも七味! ひとそれぞれですね。