鬼と猪目とイソヒヨドリ 黄檗宗永慶寺 大和郡山

数日前の暑さの空気は消え去り一言で「涼しい!!」。

半袖で就寝していたら危うく「ヤラれる」ところでした。

ただ外は心地よい風が吹いていましたがホール内での読経は結構に汗が・・・。

読経中脳内よぎったのは「ひょっとして齢か・・・」でした。

汗はかきにくい体質で昔から運動部の先輩から「お前はたるんでいる―汗が見えない」といつもケロッと時にニヤけている私は罵声を浴びせられていましたから。

まぁその不合理きわまりない指摘により余計に鍛錬させていいただいたわけで今の健勝が維持できていると思えば「まぁ、いいか」レベルで落ち着けますが。

 

ホール内はやたらと暑かったのかそれとも齢なのか・・・後者でしたらいよいよの体調劣化のような気がして嫌な感じがします。

そして発声が思うようにできなくなったような気も。

最近は声かすれが顕著になっている感。

一過性だといいのですが・・・

奥方にそれを言うと「歌手が身を引く理由がそれ・・・そろそろかもな・・・」と引退勧告をされました。

 

「じゃあ毎日奈良か?」と言うと「バカ野郎!!」とそれは一蹴。ちなみにその「奈良」とは奈良に限らずどちらでもほっつき歩くことを当家ではそう言っています。

まぁ次回はそのものズバリ奈良に向かうでしょうが。

 

そのホールの控室にてベテランの司会者から「真宗では住職の奥さんのことを何と?・・・」と質問されました。

「曹洞宗では○○ 臨済宗では〇〇・・・」と各宗派の呼名を示してくれましたが私は聞いた傍から忘却しここに示すことはできません。

 

「奥方」の称は拙ブログのみで使用しています。

「だいたい判ればイイ」程度でその語を使用していますが、通常は私がその語を使用することは如何にもオカシイことです。

しかしその件「どうでもイイ」ことです。

その司会者は仕事がらどうしても相手に「失礼なきよう」にと正式な呼称を頭に入れておきたかったようです。

 

私としてはやはりどうでもイイことであって「失礼でも何でもなし、何でもOK」というスタンスですが、まともにそれを問い合わされましたのでその件「ああそれね」と「マジに」応えました。

それは「ぼうもり」・・・と返すと不思議な顔でその字面を聞き返されました。

「坊守・・・坊主をお守(もり)する人だよ・・・」と言うとニッコリとして「なるほど・・・」と納得していました。

他流のそれは難しすぎて・・・

 

昨日のブログではコメントを戴きました。

そして拙寺が紹介されている相良城関係のユーチューブ番組を紹介いただきました。

その労力は大したものですが番組提供者は最近相良に訪れたことが判りました。

またコメントを戴いた「お祭りさん」が以前から着目して適宜そちらの話題を提供されていた「小島陣屋跡」について小和田哲男先生の小和田チャンネルでアップされています。

それが大河ドラマで登場した恋川春町の解説バージョンです。

 

松平定信に腹を切らされたとも言われる春町ですが、その演出によっては昨日記した如くの相良―白河の和議の風潮に水が差されるかもしれませんね。

まぁ松平定信の改革とやら、江戸文化には強烈なるネガティブとして作用していましたから松平への嫌悪はその一つに限ったことではありません。

 

画像はその奈良。

大和郡山の黄檗宗永慶寺での一コマ。

印象的だったのは鬼瓦の上に留まって囀るイソヒヨドリ。

大和郡山は内陸です。相良ならまだしも・・・ですよね。

彼らは拙寺周辺にも定住するようになってしばらく朝から晩まで美声を聞かせてくれていますが・・・

そしてその「鬼」にも例の猪目が・・・しっかりとその存在を主張していました。

どちらに向かうにしろ青い空がイイ。