なにごとも思うようにならない いかない できない

朝からU字溝を切断し、それを掘削した溝に合わせ入れようとすると、排水パイプの末端が引っかかって入りませんでした。

それならばグラインダーでと切削にかかったところ再び水が噴き出してしまいました。

真下に水道管が埋設されていることをてっきり失念、アホでした。コレで今節三回目の水道管破断。えへへ・・・としか。

奥方に「御前はバカか?」と罵られる始末。

 

やらかしたからにはしょうがない・・・と反省する暇もナシ。

元栓を閉めて毎度毎度の悪戦苦闘の時間をすごしました。

日没前に完成したかと思いきや、開栓すると接合部より水滴ぽたぽた。トホホ・・・の苦笑い。

また頭の中をリセットして取り組むことにします。

「ここのところ ツイてない・・・」とボヤきの語を吐いておしまい。

 

しかし「ツイているツイていない」の語を囁いていられるということ自体はマシのうちです。無難に生きていられることからその手のボヤキが吐けるのです。

 

御門徒さんI氏のこと・・・。

先日は桜の満開の候に墓参にお連れしたことを記しました。

その方の境遇は運・不運の一言で語ることができないほどの心痛を思いますがご当人はいつも平常の様。

逐一その不運を列挙することはできませんが重ねたそれら一つ一つどの事案を取っても人の一生の中で強烈なダメージを受けると思われるものばかり。

それでいて物凄く明るいのです。

 

先日も「頼みがある」と電話がありました。

その「頼み」というものは親族(親・妻子はいません)からは「迷惑がかかるから」を理由に「NG」と強く言われているようです。

その件について私は承知していますのでその方には「私には気軽に電話ください」などとできる限りの対応をしたい旨伝えていますが。

要は親族はデイサービスではなく施設への入所を勧めているのですが当人は完全入所についてはまったく視野にいれていないというところ。

双方の言い分はよくわかりますが、ご当人のやりたいようにすればイイだけです。

それに関して「タノム」と呼ばれれば私はできる限りお付き合いしようと心がけています。

阿弥陀さんに常々「後生タノム」と依頼している我が身、頼み頼まれはお互い様。

 

そのIさんの今度の「頼む」は「テレビが映らなくなっちゃった」。アンテナの調整かテレビそのものに問題があるかですが、今後の事があるため檀家さんの電気工事店を紹介して欲しいとのことでした。

 

その際、自室の雨漏りの様を見て欲しいと部屋に案内されましたが⑥、雨漏りで天井が落ちかかっていました。

「雨の後は掃除で大変」。

三階建ての1階で車椅子生活をされていますが雨が降れば毎度、酷いことになって「この家にはもう住めない」との判断。

他の床のそこここには水たまりが見えていました。

⑦は通路脇の壁です。確認のために内壁を外したそうですが、ベースの木材は腐食していました。無惨です。

 

「欠陥建築では相良では有名」という業者にあたってしまったとのことで、「今や崩壊の心配すらある」そう。

一刻も早く出たいとのことで現状「お寺の近く(お参りがしやすい)の小さな平屋一戸建てを探している」そうです。

尚、建物を壊して更地にするには1000万円余の出費があるとのことですが、いずれにしろ安らぎの住処が欲しいというのは切なる願い。

 

ヘルプなしで車椅子で街に出ることなど非常に難しいことを改めて知ることになったのが①②図。

①歩道には車道の排水を良好にするための傾斜があり尚劣化した溝板が敷設してあるため車椅子の走行はムリ。

走行する車に気を使いながら車道を行くしかありません。

相良本通りも歩道から反対側に渡ることなど段差によってそれも不可能でした。

②は拙寺近くの暗渠のグレーチングの図。これも車椅子の前輪がハマって不動になってしまいます。

障がいのある方にとってこの社会が如何に住みにくいか・・・それだけでもよく判ります。

 

拙寺の新会館もその点を配慮したつもりでしたが、当初の予定通りにはいきませんでした。排水の関係から地盤の嵩上がされたために通路とは大きな段差ができてしまいました③④。

⑤ステップの部分が段に引っかかり上がり切れません。

 

車椅子での使用ができるトイレをと設計したものの車椅子一人では入れないことがわかりました。

何ごとも思うようになりませんね。会館の名が「無碍」だけに惜しいことです。

 

「不自由」を思われる方があれば出来うる限りお手伝いできるよう心掛けたいものです。

私はお頭の方は難アリ(不自由)ですが。

また先日購入できなかったアンパンを仕入れて届けました。