ドラマ「蔦重」 今にリンク 瓜田に履 李下に冠

相変わらず東北に北海道が暑いようですね。

39℃になった場所があったと聞きます。

全国的にその傾向にあることはわかりますが、北海道の39℃という数字には圧巻です。

 

当相良は昨日もドP感の青空でしたが、33℃になったかどうか・・・そしてエアコン設置が当然という感覚にない北海道のてんやわんやが報じられていましたが、39℃のエアコンなしの環境を考えると、さぞかしそれは「地獄」なのでしょうね。

そんな夏が毎年続くとすれば・・・エアコン屋さんボロ儲けか・・・

 

扨、大河ドラマは選挙のせいで1週お休み。

田沼家崩壊の直接原因の最たる事件が勃発してしまうわけですが、そちらへの導入部分その一因としてあったのが米高騰による市中不安定。

庶民、社会の不安材料は天変地異の数多の中でも「食の不安」へより傾くということは古今東西お決まりのこと。

最近は現代の米価格高騰の件、「令和の米騒動」と形容されるなどその対策に政府が農水大臣のクビを据えかえるなどいろいろ、右往左往の様を見せていましたが、結局その諸対策は国民に評価されなかったということでしょう。

選挙結果が物語っています。

 

その食の不安について一種のカラクリのようなものを庶民は感じているわけですが、前々回のドラマの中であたかも現代のその状況の件、示唆しているが如くの台詞がありました。

ドラマの一場面が選挙の投票行動に繋がったなどと言うつもりはありませんが、その台詞に「そうだ! そうだ!」と合点迎合した方は少なくなかったのでは・・・。

 

それが蔦重と太田南畝の会話です。

太田南畝 「ほんとは米なんて余りまくってんだろうな」

蔦重   「とすると この値上がりってのは・・・」

太田南畝 「米を持ってる連中が売り惜しみして値を吊り上げ  

      てってとこなんじゃないか・・・」

 

それが正論だとすれば、無茶苦茶「ボロ儲けしているヤツがいる」ということ。

そしてその連中が政府とウラでつるんで価格を操作している・・・などとその恨みつらみの方向に針が動いてしまうワケで。

 

先日は、お寺に「お米を分けて・・・」と訪れた御門徒さんがいらして、その時は一旦はお断りしたものの後日それを仰るからには余程のことと思い、ゲットした米のうちの少しばかりを届けにあがったことを記しましたが、他にも御門徒さんでない方でその「米を・・・」を理由にそれを所望されて寺に来られた方がありました。

以前その息子さんに境内の雑作業を依頼したことがあった縁ではありますが奥方はその際ボソッと「その家のお寺さんに行ったのかえ~?」。

私は「いろいろあるんだろ・・・」

 

米は昔の如く年貢として頂いているワケではありません。

私の子供の頃にはそのぽつぽつありましたがね。

奥方はお米はないが冷凍庫に保存してある餅ならばと提示、それを持ち帰ったとのこと。

令和の米騒動、なかなかその切実というものを思わされた件です。

そういった庶民があることを赤坂に生息する永田町のじいさんたちはご存知ないでしょうね。

 

その件に加えて、「政治とカネ」について未解決、庶民未消化の躰ではね。

 

画像は広報まきのはらの7月号から。

NHKローカルでその放映がありましたが、冒頭少々はしゃぎ過ぎ?を思わす人がありました。

あとからその方が市議会議員さんだったことを知りました。

 

トークショー参加が高倍率抽選ということもあり、そのようなカタチでの露出は、軽率の謗りを免れないでしょうね。

何と言ってもテレビで放送されてしまいましたから・・・

「定員500人の箱で何人の招待客を設定しているのやら・・・」とその運営についての疑問の声があがっていました。

 

正当な当たり籤を引いたとしても、秘かなる議員の特権というものの存在を推測してしまうのが庶民感覚です。

だれもが「狡い」と思うところなのですがね。

「瓜田に履を納れず 李下に冠を正さず」。