唐招提寺並みのスケール? 毛原廃寺跡 今は人家の間 

昨日午後も境内にてご門徒さんご夫婦と歓談。

「昨日、ようやく退院できました」と軽トラの助手席から杖で台地をとらえつつ奥様が現れました。

 

その入院は右膝に人工関節を入れる手術です。

リハビリの末「何とかここまで・・・」との歓びの声がありました。

その施術についての決断は私どもも承知していましたが、その出現の図はまさに「痩せた」感。

当人も「寝ていたものだから、ほとんど筋肉がなくなった」と。

現状、施術した右足ではなく、ひたすらそれをかばって体を支えてきた左足の方に痛みを感じるとのこと。

よく聞くところです。

 

そして自宅に戻って食べた食事が「物凄く美味い」を感じたそう。病院食のコントロールされた食事の辛さについて仰っていました。

これからどんどん美味しいものを食べて筋肉を付けていきましょう・・・と私。焦って転ばないこと、そして今後のリハビリがまず大事ですね。

 

入院となれば、これはまた安楽な状態を維持することが主眼となりますが筋肉はガッツリ落ちることは確か。

寝ていれば動けませんので運動は不可能ですからね。

ただ筋肉の減少を手をこまねいて見ているだけ、何とかならないものでしょうかね。病院にいるのですから。

治療の反面不健康にさせられる・・・そんな思いも。

 

先日「ハイジ」、いわゆる昔アニメにあった「アルプスの少女~」の映画実写版をざっと視聴しました。

当方奥方がそのアニメの視聴者だったということからその内容について登場人物の名前から各知らされていましたが、やはりその劇のメッセージは確りと伝わってきました。

 

男子が観る番組に非ずという観念もあってそのストーリーすらも眼中になかったのですが案外感動的でした。

一言で親の固定観念こそが子の害になる・・・ということ、そして都会の喧騒から離れた自然環境と自由活発・・・。体の健常はそこからなのだな・・・と。

たまたまその晩に別のチャンネルで「マッドハイジ」なる(おばかパロディー)映画が流れていましたが、それは10分で視聴をやめました。

 

扨、ブログで以前、下笠間永仁阿弥陀磨崖仏に、また山添村毛原の「山辺の御井(みゐ)」について記しました。

そちらで毛原とは京原からの変異を示唆しているようだと匂わせましたがその街道は奈良と伊勢を結ぶ古道であって古代の往還道であったかも・・・を推測するところです。

今風にいえば名張から室生寺に向かう道。

それはその御井の存在が後押しする材料となりますし、その御井のある場所こそが奈良時代の毛原廃寺跡ということになります(場所はこちら)。

 

歴史資料に登場することはなく、歴史から消えている感ありますがそれでいて唐招提寺並みの伽藍があったその痕跡。