巨岩の弥勒菩薩 宇陀大野寺

べらぼうに良き天気で空気もうまいし言うことなし。

私は久々「自宅法要」のご縁で原の鬼女新田に向かいました。

尚、回忌法要は施主の希望により主として①自宅お内仏に私がお邪魔して簡単なお勤めとご挨拶②本堂に一同参集して本法要③墓前という流れになりますが、昨日は①ご自宅で本法要②墓③本堂で簡単なお勤めとご挨拶という順序段取りとなりました。

 

原ということで五月の風と青空に鶯の鳴き声と心が洗われる心地。

ご自宅裏の墓碑には「倶会一処」。

三つ折り本尊を中央に置いてお勤めと焼香タイム。

ついつい余計なおしゃべりをして、その大切な本尊を石塔前に置き忘れご指摘を受ける始末。

以前からそれをやらかして墓前まで取りに戻ることしばしば。

不始末の経験が生きてきませんね。

 

自宅法要が終わって仏前で着替えをしますが、自坊に帰って衣を脱いだ際、ひょっとして裏返しに着ていたかも・・・という不安に襲われました。それさえもよくわからない・・・

まったくアホ丸出しで・・・

昨日も記しましたがどうであっても、おまかせしてありますから・・・変な開き直り。

 

扨、大野寺はシダレでも名のあるお寺ですが門前を流れる宇陀川の向こう岸に弥勒摩崖仏があり、こちらの方もなかなか有名。

私はサクラよりもこちらが本来の目的でした。 

笠置山のアレを倣ったようですね。

 

こちらにも弥勒浄土が・・・と感動したいところですが、私の老化している眼にはなかなか判別できず、隣にいる奥方に「見えないのか・・・」とバカにされました。老眼は近いところが見えにくいというのがお決まりなのに・・・

奥の駐車場に入る前に道路通過中、右手の岸の崖に「何かある」というのはわかりましたが・・・入館料を払って境内に入って初めてそれがそれだと判った次第。またもマヌケ。

私は阿弥陀さんがわかればそれでヨシ。

 

「愚かなる 身こそなかなか うれしけれ 

          弥陀の誓ひに あふと思えば」(良寛)

 

蛇足・・・良寛さんは真宗(浄土系)の坊さんではありません。