朝一は静波のご門徒さん宅でのお内仏閉扉式に向かいました。
ご両親の逝去以来その家は10年近くの間、空家のままでしたがこのほど空家専門の仲介業者のサイトに登録したところ、早々に買い手が見つかったといいます。
買い方は私がこれまでそういったケースで承知している市外遠方の方ではなく近くに住まわれている方のよう。
リフォームしてどなたかに住まわせるそうですが施主としてはとにかく懸案の問題が解消して安堵していると。
上等そうな家財道具がありましたが、シルバー(人材センター)さんに搬出依頼するとのこと。
他の書籍などの搬出によって腰を痛めてしまったそうで、外注に頼るほかはなかったのでしょうね。
「軽トラを貸しますのでお気軽に・・・」と言って退出しました。
尚、一旦閉めたお内仏は別宅に収めるとのこと。
その際の開扉法要を承りました。
扨、昨日記したN君の早逝の報せ以来、ここのところ私どもの家の中は心の底からの朗らかな気分は消えています。
息子には「どうにもならないことにつき、もう考えるのはやめよう、いろいろ推測するのはやめよう」と言って聞かせてはいるものの私も奥方も頭の隅にそのもやもやが滞留したきりになっています。
息子同様私も仕事がらそういった「別れ」の場には立ちあっているものの息子と私どものその思いには違いがあり特に懇意にしていた息子の彼への思いと突然の感情コントロールの件当然に深いものがありますからね。
また息子は先般中学生の逝去の件、葬儀依頼を受けその家族と向き合う時間を持っていましたが、私でも尻込みしたくなる事案でした。
辛すぎる現実を目の当たりにし経験を重ね、成長させてもらっているようです。
扨、長谷寺には圧倒される遺物が各あるわけですが、寺の外観景色として目を引くのが五重塔。
ただしこちらは本来の姿は三重。
焼失後なぜか「三→五」というわけですね。
各掲示板は以前のものから新調されていました。
それぞれ前の画像を並べてみましたが読みやすい。
着眼は今は無き三重塔の礎石たち。
周囲にはローソク屋さんの銘のあるベンチが並んでいますが、そちらでも奥方は頭を抱えて座り込んでいました。
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