期間限定(5日間)で金2000えんプレゼントという広告が数日前当地区にありました。
食器の買い取りを主にうたっていました。
私も食器といえば山ほど積みあがっていましたが(まだまだある・・・)勿体ないとは思うものの殆どは処分場行きになりました。それはどちらの家でも同じこと、数代経てば無数の皿や椀たちが山になることは皆さん承知しているところですがそこは心を鬼にしないと処分という流れになりにくいものです。
先代、先々代から受け継いだ新品同様、まだまだ使えそうな品ばかりですからね。
それを「えいっ」とばかりに引き取りに来てくれる・・・そんな有難い話はありません。それもダメ元、必ず2000円が頂けるというのですから。価値があれば「それ以上」の夢も抱かせるものです。
しかし、しかしですよ、そんなうまい話がある筈がない !というのが私の思いです。
「またお婆さんたちがカモになるのかな・・・」でした。
これは「押買い」の変則バージョンですね。
一時大流行りして社会問題になりましたが金などの貴金属、貴重品、骨董品を無理やり(安価で)買い取るというもので、断れない雰囲気、時に「何かうま味のあるものを提示しなければ帰らない」状況を作ってそれを漂わせ根負けさせる戦法です。
以前は家の中まで入り込んであれこれ家探ししてぼったくり荒稼ぎが問題になりました。
押し売りも押し買いも以前のように個別訪問で呼び鈴を押してもまず門前払いというのが常、空振りが多いもの。
それを相手に電話をさせて来訪を請うというやり方にしたのでしょう。
心の堀を深くし城門の閂をガッチリかけているところ、通常は中には入れませんが、この方法ならばいともカンタンに入門できます。
2000円貰ってどれだけ損をさせられるのかいやはや。
皿や椀の食器類など殆ど無価値ですからね。
境内のガラクタ市で並べて賑やかにさせる程度というのが食器類。
よって食器(ガラクタ)というワードで釣り上げて本題は貴金属等の買い取りなのですよ。
東京の業者の様で、ヒットエンドラン風を感じました。
扨、いつも三河の情報をご教示頂いている二村氏ですが先般お送りいただいた史料の中に大正期に発刊された「少年王」なる書籍に成瀬と鳥居の、例の湯水の行水のお話があることを知りました。
しかし今の中学生を対象にした読み物のようですが驚きでもあります。私が読んでも「ふむふむ・・・」という感じですからね。今の中学生はスマホオンリーというのが私の感覚ですが・・・。
その「湯水の行水」ときたら今は講談。
以前にも記しましたがその二人の仲裁に入ったのが当初(20年以上前)は「本多」で最近は「酒井」に変化していることに触れましたがその大正期の読み物は・・・やはり「本多」。
どういう理由で本多→酒井に変えたのか講談師に聞いてみたいものです。
元は本多だったものをそれに変えた理由を。
画像は二村氏にお送りいただいた史料。
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