先日来2回、別の人から同じ人の、同じような話を聞きました。
噂話というものは往々にして尾ひれがついて派手に独り歩きするものです。
それが周囲の者は今回の件で「やれやれ」といったところだというもの。
その「やれやれ」の出来事とはその方が亡くなったことによる安堵のようなものですが、それがどちらかのお寺の住職さんだとのこと。
亡くなったおかげでその寺の檀家さんたちが「やれやれ」となったわけで・・・。
その僧侶は私の存じ上げない方ですが私にその件を振った両名(まったく無関係)のその人に対する形容は一言で爆笑ものでした。
少なくとも私の有るべき寺のイメージとは違いましたが。
亡くなったあとにそこまで言われるか・・・とつい気の毒を感じてしまったほどです。
個性といえばそれまでですが、各関係者をこれまで悩ませてきた各行いは坊さんの死をもって終焉を迎えたのでした。
周囲には積み重なった怨念のようなものがあったのかとも感じましたが恨まれ死んでいく坊さんて・・・やれやれですね。
私もくたばったあとに「ざまぁみやがれ」と爆笑ネタにされないよう個性を発揮しながらも法務にあたり同時に余生を楽しみたいと思ったところです。
丁度その一名の方がその話をされている際、息子も同座していましたことは好都合でした。
「他者の目は厳しい」こと、そして「常に見られている」ことが理解できたかと思います。
先日も葬儀後に坊さんがそそくさとお遊びに出向きその厳粛を幻滅させてしまったという例を記しました。そういった自由度は悪くないとは思いますが、相手のことを考える、相手と同じ悲しみの場にいる・・・という感情が少しは行動に表わして欲しいものです。私も他者の事は言えませんがね。
それが本来の「慈しみ」に居合わせることだということを常に念頭に置くことが真の仏教者、いや念仏者なのですから。
肝に銘じるはやはり私の事。
扨、先日の本山参り、いろいろ「参った」というところありましたが、こればっかしは私の軽い頭で反省しようともどうにもならない変化。まったく驚かされました。
コロナによる数年間のインターバルがあったわけで風聞にはあったものの現着してその不便にハッと気づかされた次第。
それが御影堂門前を二本、北に向かっていた烏丸通の東本願寺側の道路が広~い歩道になっていて車両が侵入できなくなっていたこと。
たまたまバスが到着停車した場所は偶然にも御影堂門前と絶好の場所でしたが、帰り際にバスを呼び寄せる際は肝を冷しました。
烏丸通りはびっしりと駐停車車両で埋まりバスへ乗車するスペースがまったく無し。
バスは一旦進み出せばバックはできませんので区画をもう一周してくるか、離れた場所の停車スペースまでみんなで歩くかそのどちらかになります。当然時間のロスにも繋がります。
私は御影堂門前の絶妙な場所のバス停車スペースは早々に断念。
バスが1台停車できそうな、より京都駅側のスペースを見つけて走り、駐停車用スペースを体を張って確保しました。他の車を寄せつけぬよう。
「カラコンとニンジン(誘導棒)掲示板でも」あれば容易だったのですが・・・次回は必携か。
まぁそちらまでの僅かな距離は皆さんに歩いていただきましたが、それができなかったとしたら相当の時間的ロスになったかと。
京都の街のテーマは「歩くまち・京都」とのこと。
拙ブログでは四条通周辺の観光バス進入不可と停車乗降禁止についてその不便さについて縷々記していますが(2015年~車線を半分、歩道幅を6m拡張)、こちら烏丸通、東本願寺前も人が歩きやすく・・・にのっとった施策、まぁバス乗降に関しては各自思案して・・・ということでしょうね。
これからバスで本山にお参りする際はイチかバチか、運しだい。
御影堂ウラの駐車場に廻る・・・? あの時はその駐車場も工事が入ったとツアー2日前に連絡があって「西本願寺の駐車場に・・・」と指示があったほど。
勿論そんなウラ話は皆さんにとってどうでもイイ話でしょうが。今回はギリギリのところでたまたまうまくいっただけですがね。
烏丸通は、碁盤目状の直線のように見えて現状2カ所ズレていたり湾曲しています。
これは明治末期の道路の拡幅工事が原因だそうです。
1つは京都御苑京都駅側の丸太町通の交わる交差のズレ、そして2つ目がこの東本願寺前の湾曲ですが、早急に工事を進めたいという京都の道路整備への思いの中、御所と東本願寺のリクエストがあったためだと。
早急に道路を仕上げなくてはならない理由とは「即位の礼は京
都」という規定(当時の皇室典範)があって京都駅からの直道、烏丸通は「行幸道」だったということです。
何しろ早く道を整備したかったところに寺と御所の意見が加わって曲がったということ。
尚また東本願寺前には電車軌道敷設の予定があったところからその往来が参拝者に危険すぎるということで寺地を寄贈しつつ修正を依頼したといわれています。
コメントをお書きください