足利尊氏に逢いに行く 宝篋印塔 等持院

拙寺のバス遠足(大谷祖廟納骨)を控えていますが、それに関わるいろいろ、配慮しなくてはならないところ山ほどありますね。

傍から見れば無茶な企画というか無配慮モノ多々。

解消の努力はしていますが、考えても仕方なし。

まぁ「なるようにしかならない」の一点、常套句で開き直りの躰ですね。

 

私は「自由」「無管理」こそが楽しい遠足と考えていますがそもそも皆さんを「引率」しまとめ、安全に帰還するという責任がありますので、その行程の時間コントロールの件、相当気を使います。

 

参加の女性の中に二名ほど骨折後(膝)のリハビリ中で、遠足の為に現在歩行訓練に励んでいるという方もいらっしゃいます。

そのポジティブ姿勢には驚かされます。

脳梗塞により歩行に介助が必要な方も「余裕で」参加されますので、車椅子を用意して対応。

問題は二日目の岩船寺から浄瑠璃寺までの悪路、「どうすんだよ」の気持ちが頭に残りますが、コレも「なるようにしかならない」でゴマ化しています。

 

傾向としてバスツアーで男性が思いやむ点は、とにもかくにもトイレの件。各疾病と投薬の影響もあって中には「30分おきに」などいう方も。

集団行動はムリという理由がそれですが、それを解消するにはトイレ付のバスでもなければ解消できないでしょうね。

運転手の京都行程まで最低30分(15分×2回)の休憩時間を入れるというのは法定の規約。

 

それプラストイレ休憩を増やすというのでは到着が何時になるか予想もつかないというところ。

今、大谷祖廟到着時間について結構厳密の制約がある中、それを考えると頭が痛くなりますね。

京都東インターを出てからの渋滞ノロノロも想定できます。

それでは「早く出発」と単純に言いますが、それですとスタート地点が朝3時などいうことになってしまいますのでそれも今更変更はムリ。

よって「なるようにしかならない」で睡眠を貪るだけ。

 

扨、本日は等持院の庭の主役、足利尊氏の宝篋印塔を。

等持院事件から明治維新以降、足利尊氏逆賊論が闊歩した時代があったわけですが、その時代の不運をやりすごし凛々しい佇まいの宝篋印塔は奇特です。

欠損部分も見受けられますが・・・もしかして・・・など思わせます。

廃仏毀釈の時期とも重なり、あの頃の寺は一部のおっちょこちょいの徒党にボコボコにされていましたからね。