関東大震災 福田村事件 映画のちらし 

降雨予報は当地に限っては大ハズレ。

前々日から降る降ると言われて植木の水やりを控え様子見としていたのでしたが、雨を待ちきれずに早朝より水撒き。

しかし腰痛のため花ガラ処理の件サボりにサボりゴミ袋を溜め込んでいましたので、「降られる前に!!」と地頭方の処理場に走りました。

 

毎日の夕方の水やりはやめていましたがそれでも当地に雨が降り出したのは20時前くらいでしょうか。

熱低崩れの湿潤高温の空気は何故か御前崎沖で東側に廻りこんでそのまま関東に向かっているようでした。

次の熱低のコースは東海沖を北上するかの動き、上陸となることは御免蒙りたいところで、何とか今度の台風もやり過ごしたいものです。

 

扨、昨晩もNHK映像の世紀は「関東大震災」。

震災から太平洋戦争にかけての18年間の記録。

国家総動員法の精神的規範になったのが関東大震災からの復興奇跡だったのでした。

空襲の焼夷弾なんて怖くない・・・「消火すればイイ」のであって「避難なんてしたらダメ」精神の醸成のきっかけだったと。

 

天譴論(てんけんろん―渋沢栄一が震災について論じた)に「成金」の元祖山本唯三郎がお札に火を点けて足元を照らしたエピソードもさらっとありました。

その天譴論は政治利用に拡大解釈されて自由主義と贅沢を抑制

しつつ言論統制に繋がったのでした。

 

山本は「船成金」とか「虎大尽」(朝鮮半島に虎狩に)と呼ばれましたが、結局恐慌で破産して50代で寂しく死去しています。

お札を焼いて灯火としたバカが破産して早死にすることと震災の苦難を市民が味わうことを天譴として一緒くたにするのはど

うかと思いますがね。

 

画像は昨日も記しました「福田村事件」の映画化によるそのちらし。

究極環境の人間の狂気、集団心理、そして責任について今一度深く考える機会を与えられました。