どうやら予報では週末は雨模様。
「ついてないぜと苦笑い」・・・。
この日は拙寺盂蘭盆会法要の日になります。
拙寺の盂蘭盆会は7月2回、8月1回というのが恒例。
そして8月の親子教室は夏休み宿題救済系。
それは初めての試みになります。
7月8日(土)①10時~②19時~ の2回
8月12日(土)14時
8月12日(土)15時30分~「親子で探索(小中学生~)」
提示するテーマ 「日本の古い形」(猪目)を
境内・本堂で探します
といった感じになりますが、今回は三方ヶ原戦450年の機縁で建立した成瀬藤蔵正義と妻勒(妙意)の石標について「もっと詳しく」と私の知り得るところをお話していこうと思っています。その他本願寺分流の件、教如岩、男兄弟の末っ子は母親の愛情が強い・・・などの傾向などなど。歴史から。
他に長船清光の備前刀と今川義元が家康に、家康が藤蔵正義の香儀として下された明皿も。
それらは本堂で公開するのは初めてのことです。
ちなみにその皿は一部盗難に遭っていますのでブログでも公開したことがありません(盗難品の出自確信の証となるため)。
表記は当日皆さんにお見せする拙寺由緒書き。
本書を提示します。
この中で各頂き物がありますが、上記刀と皿は公にしていなかったことがわかります。
あくまでも「私物」伝承ということです。
ちらの書面の存在はわかっていましたが最近気づいたことは教如さんからもいただき物があったということ。
顕如―顕如―宣如の流れはまさしく本願寺強硬派(反信長徹底抗戦)の流れ(東本願寺)です。
その九字十字の名号について今一度違う目で探してみましょう。これまでの私の記憶にないということはどちらかで処分されたということが十分考えられます。
書き下し
拙寺天之度法務祐寿後住浄了 右浄了儀は其節江州武作広済寺門徒今井権七郎と申候侍ニ御座候所 石山御本山御危難と聞不取敢馳登御味方申上 其後出家仕拙寺後住と相成 天正十一年為御褒美と如来様御裏御名様御染筆ニ而
顕如上人様ゟ頂戴其後如来様御裏御染筆ニ而
教如上人様ゟ頂戴其後九字十字御名号
宣如上人様ゟ頂戴御染筆ニ御座候
古来ゟ本楽寺と称し来候所 延宝ニ年蓮如上人様御裏ニ大澤寺と常如上人様御染筆ニ而頂戴 右其大澤之御地寛永十三亥年従公儀御附被下候節 尾州成瀬家成瀬院釈妙意懇願申上候依之旧地続之地迄頂戴其柄大澤住居之訳旁以大澤寺と御改候拙寺本尊聖徳太子之御作像也
就夫往古之御裏何之頃か過失仕候而其儘ニ御座候間同寛永十八辛巳年右之釈妙意之寄進ニ而宣如上人様御染筆御裏頂戴仕候都而五尊御冥加ニ而頂戴仕候本楽寺大澤寺と改し事は右之訳柄ニ御座候依之御墨附ニ本楽寺ニ御座候本楽院大澤寺と山号ハ釘浦山と称し申候此浦号釘ケ浦と申候其浦号を取りて釘浦山と古ゟ称し来候由緒に添而奉申上候 以上
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