小笠山砦の馬の背尾根下見 行かないが適切か

「こどもの日」の昨日「ほうっ・・・」と思わされたのが子供たち(小学生)の爺様への要求。

手を出しながら「銭を呉れ・・・」の様を目撃。

「お年玉」の習慣はわかりますがこの日に孫たちから搾り取られる新習慣ができていたとは・・・少々驚きでした。

しかし、それは如何にも仕合わせなことと感じた次第。

 

その様を体感したのは法事のお斎でのこと。

その子供たち(5人 最低年齢4.5歳)がズラッと並んで端末をいじくる姿は壮観といえば壮観、異様といえばそれ。

小さい子はさすがに親のスマホではありますが、今、小中学生のその個人所有は「あたりまえ」といいます。

要は「他の子が持っているから・・・」がその最大の理由とのことですが、そうであるならば文科省あたりで一律「ダメ」のお達しを出せばいいだけと思うのは私だけでしょうか。

 

携帯電話にかかわる会社(ゲームソフト屋さん等も)に忖度しつつ野放しフリーにしている姿しか思えません。これは諸企業の儲け機会損失はお国のためによくない・・・ということでしょうか。

もうちっとばかり、そのあたりの事考えて欲しいものです。

大人たちもハマっているのだから許容するという意見もありますが、子供の発育段階の脳や視力などその影響は計り知れません。カネのために子供たちの将来は考慮しないでいいということ?

国の将来でもあるのに。

せめて「中学校から・・・」でもいいのかも。私はスマホについては高校から解禁でもいいのかと思っていますがね。

 

その子供たちから「石川能登で震度6強地震」の報を聞いたのでした・・・。

私も地震の恐怖は身をもって知っているつもり(駿河湾沖地震)。そして被害の状況も察しがつきます。

夜間も緊急地震速報がありました。

 

能登半島では私がうろついたのは七尾辺りまで。

特に地震というと七尾城の見事な石垣について、気になってしまいます。またたくさんのお寺や遺構がありますからね。

人命第一の中、ついついそんなことが頭に浮かびます。

人命は勿論、建造物遺構までいずれも大事ばかり。

 

これからその地を含む豪雨予報が出てさらなる被害の発生も考えられますがとにかくも喫緊、安全の確保が最大に望まれるところです。

 

扨、先日は小笠山砦の大尾根から派生する尾根(馬の背)について

記したあとやはり「奥の墓道」氏とそちらに向かいました。

「馬の背」を攻めるのは適切ではないので冬場にするという意見でまとまりましたので直接正攻法の神社展望台下の駐車場に車を停めて階段を上りました。

尚、小笠池からの登攀には笹が茂る場所がありマダニ被害の可能性があったからです。

 

思うに私どもがいう「馬の背」とは小笠山の神社への途中にあった掲示板の略図(こちらの⑧)の赤字「危険注意!」の箇所と見受けられますが何かシール状のもので隠されたり剥がされたりしたあとがあり如実にそれを語っているよう。

 

しかし、池からの登攀でなく、その尾根を確認することはできます。砦の主郭側からならばごくカンタンに・・・。

わざわざそこを確認に行ったのは彼との話の中で、深い方の崖でどのくらいの深さがあるかというのが話題になっていました。

彼は「せいぜい30」私は「いや50はあるかも」・・・がテーマ。

 

そこでその大尾根に接続する「馬の背」、そのさわりの部分ですがそれを確認に。

まぁ目測ですが50はあるでしょうね。

「馬の背」尾根は小笠山の尾根を主郭とすれば物見の出曲輪的削平地(笹原)とを連結する通路と考えるのがスジでしょう。

ということになれば戦国期以降、人の手が入っていない当時そのままの遺構とも考えられるわけで。

手摺もなければ崩落の危険性あり。当然に足を滑らすこともあり得ます。

その箇所の通行を許容している管理者もどうかと思いますがそちらに向かうと必ず顔を出してしまう私どもがありました。

 

落ちたら仕舞のその場所について拙ブログで紹介していいものかどうか思量しましたが一応参考までに。

いわゆる、それぞれ皆さんの責任とご判断によって見学を。

落ちたら間違いなく命を失うことになりましょう。

谷状の地形ですので「回収」はヘリの出動を待たなくてはならないかも。

 

そちらは小笠神社展望台より400m西に尾根を進み⑨⑩から10mほど高天神城方向(左方)に。

スグに二又?を感じる道にあたりますのでそれを左側、上りになる道(道にはみえない)を選択。

この辺りにて同伴する子供を放したりしては絶対にイケません。勢い余って落下するなど大いにあり得ます。

 

その件あくまでも古城探索の一環、人を近づき難くする本来の要害性をこういった地形で推察します。

尚、そちらを検証しようと滑落し、何かご指摘をいただいたとしても私には関知できないことは当然の事です。

ご了解のうえどうぞ。