浅野文庫蔵諸国古城之図 尊経閣文庫諸国居城図 

週末のこういった雨天に法事がないというのは有難い。大陸からの砂嵐の厄介な飛沫が洗い流されるよう。

やはりその微細な物質は「大丈夫」の私にくしゃみを誘発させていましたから。

また一昨日までの静波墓園の伐採作業から久々の筋肉痛もありましたので良き休養日となりました。

 

午後からは史跡研究会の集まりで相良史料館へ。

この日は史料館所蔵の「浅野文庫蔵諸国古城之図」と会長が持参した「尊経閣文庫諸国居城図」を捲りながら雑談。

これらは城好きにとって特に後者など垂涎の代物。

ちなみに前者の初版の値段は28000円。後者が43000円。

 

古書価格でも良品となれば新品に近い価格が付いています。

浅野文庫のそれは日本城郭大系と同じ出版社で私も以前から「一家に一冊」と奥方にその資金の提供について折衝していました。

「どうせ古本屋に二束三文で売られるぞ!!」と私が不在になった時のその行先について匂わせますが、会の皆さんにそれを言うと「古本屋ならマシ 自分の場合は即雑誌廃品として出される」と。

先日も葬儀後に故人の息子さんが「故人の施設入所後に自宅ににあった山ほどの書籍をゴミに出した」とその労力大変の件話していましたが、興味がなければただの「ゴミ」ということ。

そういえば私も興味の外の父親の蔵書を何も考えずに捨てていましたから。

 

それを思うと残念至極ですが、やはりその日、会の方々から「時間が経れば子供は案外父親と同じ道を歩むものだ」と。

そうであったとしたら蔵書ほかこれから求める書籍もムダにはなりませんが。

 

ちなみに会長はこの2冊ともお持ちであるとのこと。

最初に前者を購入後、こちらには「駿府城の掲載がナイ」ということから後者をあらためて購入したと。

 

扨、画像③~⑥は尊経閣文庫諸国居城図から尾張名古屋城の図。

尾張徳川附家老「成瀬隼人」の屋敷が2カ所見えます。

特に周辺地、私、詳しくありませんが下屋敷の方、「建中寺」という古刹の北辺りになるかと。

近くに徳川美術館もありますから久々そちらを歩いてみたいものですね。

ここなら奥方に「何か喰わせる・・・」といえば付き合ってくれそうです。

美術館の入館料は少々お高いですが。

 

楽しいこと好きな事にはおカネを惜しんではイケませんね。

頭を働かせることができてこれが痴呆症の防止にもなるのですから。

 

ちなみに前者の浅野文庫の古書(城郭図としてはこちらが有名)、最低でも20000円程度が必要。

半分はカラーですがモノクロも多し。そして私のお好みの三河の城の掲載が多く、悩むところです。

また前田家の方は40000円弱で古書に出ていました。

そちらはカラーが多くとても見やすい。

どちらももはや美術品の域。

拡大コピーして展示したくなるほど。

どこのお城のページを見廻しても時間が経つのが早い。

 

6万円出資できればその悩みからすべて解放されるのですが、今年は車検が2台控えています。