祠の主を覗き見 鳥居の中の仏 渡八幡宮

「正月はそっちでしっかりと御奉公せよ」と息子への相良帰還の件、一蹴。

内心居たら居たで邪魔ですからね。

 

先方のお寺には来春に横浜を退去して遠州に戻ることを告げたそうですから「最期 ご恩に報いよ・・・」ということ。

ホントにこの正月、息子が横浜に居たまま「しっかり」やっているかなど確認のしようがありませんが、まかせるほかありません。まぁ、そこのところ拙寺の次代をまかせる人間として寺の顔があるわけで今の私の体裁というものを気にしたワケです。

その私がいつも「体裁なんて」「作法なんて」と堅苦しいことに対して小ばかにしているのですから、おかしなものです。

ド田舎の無知な坊主でかまいません。

 

彼の遠州下向後の計画は一応あるようですが、そう簡単に思う通りに行くものかどうか。予定は未定、しばしば頓挫するもの。

どちらにせよ近くに来てくれるのならスムーズな交代もできるというもの、悪い話ではありませんね。

妙に泣き言が増えてきたこともあります・・・

 

昨日も火葬場の職員さんに、足を引きずって歩いているところを目撃されて、指摘を受けたところでしたすが、痛い足を庇って歩くことから逆側の膝の違和感が出現、今、そこいらじゅうの関節系ボロボロの感。

その際、その方に「仕事の方はどう・・・」と切り返しました。

すると30日まで超繁忙とのことでした。

30日の最終日には9番(通常最終は1345受付の7番)まで予定はいれてあるそうですが、「おそらく入るだろう」とのこと。

 

12/31と1/1の二日間は休業ですから、きっと今どちらかで亡くなったとすれば年越しは間違いないでしょうね。

それもやはり順番ですから、この火葬場ラッシュが通常に戻るまでは年初から数日はかかるでしょうね。

さすがに中国の如く報じられる「火葬場渋滞」にはなりませんが、ご担当は2日の正月休みのみでフル操業とはなんともハードなお仕事。

やはりこの時期の繁忙は、寒さとコロナとインフルが交錯して人間の体に悪さをしているように感じます。

免疫力を維持するために私は「よく食べ よく眠る」を心がけています。

 

そして、昨日は2件の情報を得ました

がつお氏より1/1のNHK「どうする家康コラボスペシャル」番組の件。本證寺が取材を受けているとのことでした。

②「お祭り~」さんからは平山優著「新説 家康と三方原合戦」

からそれを読み進むと、「さらに成瀬藤蔵の名が」と。

 

どちらも年明けの楽しみとしましょう。

あと数日となりました。

ただしいつも記していると思いますが一休さんから・・・

 

  「門松は 冥途の旅の 一里塚

          めでたくもあり めでたくもなし」

 

今年は例年より少々多めのお弔いに同座いたしました。

年が明けて「めでたい」などいう浮かれた気持ちにはさらさらなれませんね。

ただでさえ軽い坊主が空を舞うことになります。

 

さて、昨日記した鳥居の渡城近く。

その街区の隅に村社渡八幡宮があります(場所はこちら)。

鳥居がその結界を顕していますが掲示板には大日如来の懸仏があるといいます。

まぁ見ることはできないだろうな・・・と社殿等覗見しますが、脇の祠に前掛け着用の石仏が鎮座しているところとご対面。

持ち物や印についてその前掛けが邪魔で伺い知ることはできませんが、おそらく阿弥陀さんでしょうね。

 

大日如来には会えませんでしたが私はこちらで十分。

合掌してお別れしたというところ。

この時はガッシリしめ縄があって扉を開けることが難しかったため諦めましたが、この手の事になると人目をはばからず、勝手に「御開帳」して、その赤いヤツをはぎ取って確認するものですが。

 

神仏習合の社、昔ながらの混在は結構に面白い。

最期の画像のバックが昨日の画像にあった東海道線高架。