桑名浄土寺 こちらにも海から出現の地蔵が

この冬一番の寒さ。

テラス(工作室兼温室)の気温は6℃でした。

植物たちから「温室になってないじゃないか」と叱られそう。

室温を上げるための用意をしなくてはならない頃となりましたがやはり気が引けます。

ウクライナで極寒の生活を強いられている人たちが居たり、光熱費値上がりの中、植物の為に・・・ですからね。政府は「節電しろ」と庶民に訴えますが、世の夜間煌びやかな電光にクリスマスの飾り、流行りもののイルミネーションにイベント、そっちはどなのよ・・・って感じ。テキトーなことを言っています。

 

行方知れずの件(昨日)、そう時間を経ずに「発見のお知らせ」放送がありましたので何とかなったのでしょうね。

家族関係者の血眼の探索を思います。大変な思いをしたことでしょう。

考えるにそういった件、もし都心で起こったとしたらかなり発見が遅れるでしょうね。

交通の往来が激しくリスクはかなり多いのかと。よってそういった点を考えても住処としては相良はいいところ。

ふっと家を出て一瞬間「不明」となったとしても何とかなる。

同じ老化衰退の道を歩むのならこういった田舎ののんびり優位性は捨てがたいものがありますね。

 

しかし今、当地に限らずですが忘れてはイケないのが火災。

以前「火用心」と記した手ぬぐいを作って皆さんにお渡ししたことがありますが、人は「火」という人類のみが特別に利するものに対して畏敬の念を持ちつつ生活しているものの、注意に注意を重ねてコントロールを心がけていてもその驚異を甘く見すぎて失態を招くことは歴史上にも周知。

それでも再たやらかすというのが人の性。

 

よってその不覚こそが、この季節、遠州特有の空っ風により大きな延焼を招くことになりますので、普段以上の注意警戒が不可欠なのです。

最近の傾向では相良高校の西、栄町と呼ばれる血周辺に集中している感があります。勿論ただの偶然ではあります。失火ですから。

先般の竜巻の被災地域とも重なります。もっとさかのぼると私の高校時代のプロパンガス爆発事故もそちら方面でした。

北西風がビュービュー吹いている中、その地域での火災発生となれば庫裏に籠ってはいられません。

 

まぁそれ以前に私自身が、より一層気を回さなくてはなりませんが。

 

さて、桑名浄土寺は昨日の掲示板にありましたように「海中出現」の地蔵がその始まりと。

ホントにその手の話はよくあって枚挙に暇がありません。

拙寺の「海の如来」にお隣明照寺の梵鐘(蕉園渉筆)、琵琶湖の阿弥陀仏(堅田浮御堂発祥)近江山本山城近くの水中出現地蔵・・・身近なところにもその「伝承」をひっ下げています。

要は出所がわからないものはすべて「それ」と言う感じもしないでもなし。

 

幼少期の子供が友達のものを家に持ち帰ってきて、親に問い詰められた時(「それはいったいどうした・・・」) の作り話、「拾った !」と言い逃れるが如くのことも多々あったのかと。

だいたい海から湖から川から仏がそう簡単に出てくるものでしょうか。

夢もへったくりもない、空気が読めない坊主のたわごと。

 

④は贄氏黙阿弥なる修行の僧の墓。時宗系の名を思います。

箱根で行き倒れ着物の袖が華族の元に寄せられ、それが墓となったと・・・浄土寺(浄土宗)の山号が袖野山①はその件からだとのこと。

②は地蔵堂。