キャットウォーク(犬走)修復 お寺のお仕事

午前9時からのお内仏閉扉式に向かいました。

相良から山形市内に引っ越しするとのこと。

お内仏を一旦閉め、引っ越し屋さんに梱包してもらって山形へ行くことになります。

息子さんが山形で始めた事業について順調につき「手伝わないか?」と誘われ父親は「ここで一つ」とばかりに会社を辞めて家族での移住に踏ん切りをつけたとのこと。

その息子さんが両親の住まう相良について不安を挙げていたといいます。

地震と津波と原発の3つをその理由に挙げられていましたが、「山形はいいな・・・」とは思うものの冬は寒そうですのでそんな時、相良が懐かしく感じるのでは・・・と。

私どもには相良を離れる理由というものは見当たりませんが(もはや諦め)今はその3つの懸案事項よりも毎度ブログで記していることの不安。

「脳梗塞(脳血管系各症状)になったら・・・」ですね。

脳外科医不在の市にあってその病へ即座に対応ができない不仕合わせほど辛いものはありません。5分10分が生死を分け、その数分で重篤度が進む病気です。

ここに住まうということだけでそれを背負って生きるということになりますから。

 

この時節、年配者は特に水分補給について注意しなくてはなりませんね(血液ドロドロ)。

この八月になってその病で救急搬送される件あいかわらず耳にします。

コンディションにもよるのでしょうが、水分不足は致命的です。

 

その山形へ向かう家族のお婆さんも最近脳梗塞で市外の病院に担ぎ込まれ、山形には同行できなくなってしまったようです。

これから当家は山形と静岡の往復の生活が続くとのこと。

タイミングも最悪。何とも大変な事ばかりで・・・

 

あと別件で市内、相良の檀家さんですが一家全員がコロナでダウンという報がありました。

そのお宅には高齢の方がいらっしゃいますのでちょっと気がかり。

危機は「スグそこ」に迫っています。

 

さて、ここのところ私の「適当な工作」の件記していましたがそれが築地塀下の犬走というかネコしか歩いているところしか見たことがないので「キャットウォーク」の如く砂利道の件。

何とそちらには人が腰掛けること多々見られます。

年配者の休憩から拙寺とは無関係の工事業者の休憩タイムによく使われてしまいます。

 

「仕方なし」と黙認していますが、あの程度の工作はそもそも「腰かけ」としてのものではありませんので当然に壊れます。

幾度も幾度も壊されては砂利が散乱、「やってられない」と奥方にボヤけば、「木に有刺鉄線でも張り巡らせろ」「痛い思いをさせてやれ」などといいますが、その工作を美的に施工することは破損個所を修理する以上に経費と時間を要します。

 

何しろその手のケチな(腰掛けるな!!)発想と見透かされることがまたイヤですね。

 

当初はL字型に加工した木材でしたが、今回初めて行った修理は長めのネジをつけてそのネジの上にセメントを置いて終了。

その前はシリコンで留めましたが・・・

塗装も以前の如くのものは高価につき、板を焼いてから灯油と防腐剤入り塗料を混ぜたものを塗りました。灯油は匂いがキツいですが防虫防腐に効き目がありそう。

 

サイズ違いあったり段差まちまちの「キャットウォーク」ですが今はある程度の量の補修材を確保しましたのでカンタンに対応可となりました。

 

どこかのオヤジが座って壊したぁ・・・? 一瞬顔が引きつりますが、淡々と修理するだけです。

中には子供がその上を歩きますからね。

子供なら言って聞かせれば何とかなりますが、オトナは怖い。

いつもの「勝手にしやがれ」。