「心は花に なさばなりなむ」河井継之助を愉しむ

朝方までは小雨があったようですが、昨日はまぁまぁ良い天気。

その陽ざしには少々の驚き(雨降り覚悟)はありましたが、前夜にネット予約していた映画館へ奥方を連れてGO

 

最近の映画館に足が遠のいていたのは、ハッキリいってコロナの件もありますが、そもそもその映画への食指が動かないというところ。

齢を重ねたということもありますが、どうもお子様受けを狙ったかのようなそのオンパレードには「ついて行けない」・・・というのが本音。

まぁその手の傾向が強くなったということは私など少数派なのでしょうかね。

会員になって「6回観れば1回タダになる」としきりに宣伝していましたが私に言わせればそれは「タダの苦痛」としか・・・

 

憎まれ口はそのくらいにして、昨日の上映は「峠」。

以前ブログでも何回か記していますが、内容は映画館でどうぞ。

この件友人の「奥の墓道」氏は「歯がゆさばかりが残る」ので(コロナ感染者増大もある・・・)「ヤメておけ」の忠告がありましたが、このまままごまごしていれば映画館での上映期間が終わってしまいますからね。

 

ちなみに「歯がゆさ」というのが結局は「薩長の破廉恥(継之助の台詞)にボロボロにされてしまうというところでしょう。

まぁ、私の念願のシーン、ガトリング銃をぶっ放す画はしっかりありました。

このガトリング銃についての情報は今井信郎の記述にもたしかありましたね。

 

奥方は継之助の「わかっちゃいない」ところは私に似ているといいます。

継之助が妻の「すが」に「たまにはいいところに連れ出してやる」と言って連れて行ったのが「芸者遊び」。

そんなところ(女にとって)「面白くも何ともないだろ・・・」。

「私もハカ・テラ・シロと連れて行かれるではないか・・・」。

 

映画の最後に歌われた歌(古今和歌集)が表記。 

 

    かたちこそ  深山がくれの  朽木なれ 

            心は花に   なさばなりなむ

 

でした。

今年の盂蘭盆会のテーマでした。

  齢を重ねて(ボロボロになったとしても) 

  心さえ(気概)を持ってすれば 花など咲かせてしまう

 

いい歌です。「かたち」といえば「百年の~」も。

映画演出用でしょうが扁額に軸の文字を各目で追っていました。

 

やはり歯がゆいものがありましたが、観てよかったです。

「役人は民の僕」の語もしかり・・・今の政治屋と芸能人政治家にも確り言い聞かせてやりたい。

長岡が独立国家となるなど想像がつきませんが、河井継之助が生き残っていたら・・・のタラレバを考えてしまいました。

 

画像は昨日記した勝鬘寺の外構と看板。夜間のNHKの「一向一揆」を扱った番組は録っています。

境内地は一段高くなっているところがわかります。

 

看板の語は仏の願い。

その願いから零れてしまう人もいるのですが、しかし人の年齢の多い少ないは関係ないといっちゃあ関係ない。よって「助かる」は「浄土にすくわれる」ということ。

そうあっても「すくわれない人」もいるわけで。

難しいですね。

 

コメントをお書きください

コメント: 2
  • #1

    お祭り大好き (木曜日, 14 7月 2022 06:17)

    三河一向一揆の番組と並んで2012.2.6・2013.10.9のブログを拝読して、遠足参加者はあらためて満足感を味わったと感じました。 本多正信・渡辺守綱の活動も再認識しました。 ハカ・テラ・シロのブログは魅力たっぷりであり、毎日楽しみにしています。 コロナ感染者が急増していますので、引き続きご留意願います。 本日は大井川筋の「平谷の流しタイ」に出掛ける予定でいましたが、夕方雨天の予報で断念!

  • #2

    今井一光 (金曜日, 15 7月 2022 07:44)

    毎度支離滅裂、放言の如くの投げ槍ブログにお付き合いいただき有難うございます。
    第7波は感染力の強さが半端なさそう。
    今まで以上に注意して対応しないと苦しい思いをするでしょうね。
    個人レベルの行動制限を念頭に入れなくては・・・天気の方も最悪ですし・・・
    憶病な生活に戻らなくてはなりませんね。