香炉等の三つ足の向き正解は? 風炉火桶・・・首桶首板

静岡県のコロナ新規感染者は昨日も過去最高を更新して2068人。まだ先のようですね「頂上」とやらは。

来週はコロナ国産経口薬の承認についてメーカーが「申請します」といいますが、間抜けの厚労省がそれをスンナリ通すかどうかまだまだ疑問。

 

アメリカのメーカーに頭を下げてワクチンを手配してもらった様でしたが、多くを工面してもらうかわりに「開発中の日本製経口薬・ワクチンの承認を遅らせること」などの条件を吞まされていたりして・・・。大いに考えられます。

同時に輸出産業にとってそれを保護するための代償として必要でした。国策なのかも知れません。

ここにも「経済を守るため」が見え隠れ。

 

そもそもアメリカの承認済の薬はスンナリ承認、国産の薬の承認は厳しいといった傾向がありますからね。

それがもとよりある「薬害の責任を負いたくない」という役人根性。

 

ワクチン担当なる御大臣も気の毒なことで。

あれだけみっともない醜態を晒すのならお義理の人情任命などしない方が良かったのでは。

どなたが見ても「前任者だったら・・・」と思うばかりの小学生レベルです。

失礼ながらかなりイラついてきますがそれは私だけ?

 

私も書面というか御文など「拝読」すること多々ありますが、もっちっとばかり自信をもってやりますよ。

そして内容に関して皆さんに聞かれて「ちょっと待って」などと誰かに聞きに行くなどありませんね。

本当に国中に「無能の人」ということがわかってしまって気の毒なことこのうえなし。

任命責任という語もありますがあのオバちゃんには罪なこととなりましたね。同情はしませんが。

イヤならやめればよろしいのですから。

もしかしてクビかもしれませんね。

 

天気予報は南岸低気圧の発生とやらで東海から首都圏まで降雪予報が出ています。

とはいいながらもこちら相良にはまず降らないでしょうね。

万が一、白いものがチラついたとしても100%積雪は無いと断言豪語しちゃいます。

それが南遠相良の海っ淵の優位性。

 

世の中、前代未聞の豪雪続きで各地で難題をつきつけられていること多々、ニュースで視聴していますが、その雪にまつわる色々の苦難災難に関してまったく考えないでいい、体感しなくていいというこの地の環境はスゴイ価値あることだとあらためて思いますね。

雪国と比較して当地の優位性はあげていればキリがないくらい。それこそ本当の幸せなのかも知れません。

私は毎日それを満喫しています。

 

さて、昨日は長沢の「フロ」の語源について茶器の「風炉」と人の頭が似ていることから「フロ・・・首」とのこじつけを記したのですが、この「風炉」に関して、その茶器としての社会への流通は江戸期であったにしろ「火桶」としての流通は相当の歴史の深さがあります。

屋敷の中で暖を取るには炉(囲炉裏)がありますが、移動して暖かさを求めるには手あぶりとして最適なのがその「風炉」。

火桶、火鉢とも呼びますがいつ頃からそれを「風炉」と呼ぶようになったかは分かりません。

 

前日のブログの内容から、そういえば・・・と拙寺に寄進された火鉢とその箱を思い出して引っ張りだしてみました。

いわゆる「火鉢」というと大きな、今は無用の長物となって時折金魚鉢にされているような例のアレがありますね。

拙寺本堂にも冬季には活躍しています。

しかし画像の箱入りの火鉢は殆ど個人一人用のもの。

 

実際にそれらを並べてみて人の首のように見えるのか眺めてみました。

そういえばなるほどそのように見えなくもないですね。

四角いその箱は何より首桶の様にも見えてきます。

 

この二つの火鉢は箱に記されている通り青銅製。

寄進者の名がびっしり記されていますが、私の記憶にある名も見えますのでそう古いものではありません。しかしこの手の品はそうは無いでしょうね。

先々代の頃に何かの時期に合わせてのものだったのでしょう。

使用せず大切に保管しています。

 

首桶のよう・・・と記したのはこの火桶が人の頭のように見えるか見えないかのことでしたが、これは首実検(対面)なる戦勝者の儀式に「出演」させるためのその入れ物です。

一応そのサイズが決まっていて開口部は八寸といいますのでその火桶を測ると同等のサイズ。

高さ的に少々足りない感ありますが、髷の無い私の頭なら十分でしょうね。

 

余談ですが、首についてはおあむ物語にありますように化粧までしてキレイに仕上げるのが女子の仕事。

それを首桶に据えて運ぶわけですが、固定がしっかりできていないと中でゴロゴロ転がってせっかく仕上げた化粧首が台無しになりますね。

 

かぶせ箱の底部の板(首板)に首を据えるのですが、その方法が板の下から長い釘を出してそれに首の切り口を差し込んで固定します。

その首板には「足が3本」というのが習い。

その3本の方向こそ私どもの3本足のものたち(お寺にはことに多く存在します・・・)の方向とは真逆。

首板の場合は「2本が前で1本が後」なのですね。

 

私が檀家さん各家のお内仏の様子を拝見して無頓着にその「2が前1が後」になっている場面多々遭遇しますがその時は黙って「1を前に」変えるわけです。

 

ネット上にそれについての質問と回答を見たことがありますが、とても曖昧な感じ。

私が思うのはただその首板の件だけ。

「首実検じゃあないんだから・・・」です。

 

ようやく白梅(南高梅)か咲き出しました。

今年の梅は少なそうですが、季節の変化がコロナを脱するきっかけになってくれれば好ましきことです。

 

 

 

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コメント: 6
  • #1

    野村庄右衞門幸正 (水曜日, 16 2月 2022 19:07)

    野村の名前が数名おりますね。呉服屋と乃庄ですね。ここでも店は藤吉さんが継いだのだなとわかりますね。頼さんの名前があるのはとても新鮮です。頼さんの写真は2枚だけ残っていて私の手元にあります。

  • #2

    今井一光 (水曜日, 16 2月 2022 21:05)

    ありがとうございます。
    相当古そうな写真であることが想像できます。
    また機会があったら拝見させてください。

  • #3

    野村庄右衞門幸正 (木曜日, 17 2月 2022 10:15)

    頼さんの写真の1枚は歯科医をやっていた私の曽祖父の庄十がまだ4、5歳くらいの頃に一緒に写真館で撮ったと思われる物です。そもそも我が家に伝わって残っていた写真ではなくて、呉服屋当時に働いていた方(辻さん)のお宅で保管されていた物を譲り受けました。

    あ、そうそう私コロナ罹患してしまいました。まさかの子供からうつりました。子供のクラスでも数名いるようで学級閉鎖。私も現在自宅療養中です。ニュースで言うように感染力は強いと感じてます。

  • #4

    今井一光 (木曜日, 17 2月 2022 18:35)

    ありがとうございます。
    写真の件、了解いたしました。
    それにしてもお気軽感漂っていますが皆さん大丈夫そうですね。
    驚きました。皆さま早い健勝快癒と社会復帰を念じます。

  • #5

    野村庄右衞門幸正 (金曜日, 18 2月 2022 22:17)

    症状が出てからはやはりしんどいですね。私の場合、熱は38.1°で止まりましたけど頭痛と筋肉痛が辛くて。頭痛が治まってもしばらく背中や腹回りの皮膚感覚が変で撫でるだけでなんとなく痛みを感じます。

    熱や諸々のしんどいのも私含め家族は2日程でピークは過ぎました。発症から10日間は療養で自宅から出られないのですがもう皆元気です。

    私は高血圧の基礎疾患があるので少々不安ですが今のところ問題なく快方に向かっています。

  • #6

    今井一光 (金曜日, 18 2月 2022 22:52)

    ありがとうございます。
    38.1℃で止まるとは驚異的。私はかつてのインフルで40℃を超えていましたから。
    軽度で済みそうですが用心深く経過を見ていってください。
    罹ってしまったらひたすら我慢、おまかせするしかありません。