本年最初の本堂での法事はこの冬一番の寒中読経。
一昨日、昨日はそれでも無風快晴で穏やかな日々を提供していただいていますが、これほどまでに寒さを感じるとは・・・
特に手の冷たさを強く感じましたが、経本のページをめくる指の感覚がなくなるというのは閉口しました。
これまでの冬でそんなことを感じたことはありませんでしたので、自身の経年劣化を思いました。
コロナ仕様の法事とあって参加者は4名でした。
外陣には大型ストーブを一つに火鉢で対応しましたが、きっとまずまずの環境だったのではないでしょうか。
午後からはある方から案内をいただいていた骨董市(やはりコロナ自粛で久々の開催とのこと)へと島田に向かいました。
骨董市というものそう出向いたことはありませんし、期待もしていませんでしたが、一つだけ気持ちを動かされたものがありました。
それが画像④福田半香の掛け軸。
15,000円の値がついていてびっくり。
落款について詳しくありませんので何とも言えませんが、ぱっと見「あっさりしすぎでインパクトが・・・」の感で自信なし。
ちょっぴり考えましたが手持ち資金は14,000円。値切って購入するという策も思い浮かびましたが、見送りしました。
まぁそれを持ち帰ったとしたら奥方様はカンカンになりましょう。
あと、鉄舟の軸も2つほどかかっていましたがやはり15,000円のプライスでした。
福田の偽物の例について、相良の資料館の長谷川氏に問い合わせようとも思いましたが、休日だけに遠慮しておきました。
さて、その島田の骨董市が開催されている島田駅近くの建物の区画には銀行がありその店の前に芭蕉の句碑がありました。
地元のお金持ちで俳人の塚本如舟の邸跡だといいます。
そちらに芭蕉が滞留した際の句ですね。
元禄七年(1694)の5月のこと。時節がら大井川の川止めがあったときのこと。
「やはらかにたけよ今年の手作麦」如舟
「田植えと共に旅の朝起」芭蕉
島田には全国的著名な連歌師宗長がいますが、駿遠の文化人(福田半香・・・)捨てておけないものがあります。
夜はNHK「鎌倉殿」の第一回を視聴しました。
しかし登場人物が多すぎて頭の中が混乱、勉強しなおしですね。
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