奈良時代 行基葺古瓦は赤茶系 元興寺

風がなく安定した晴れの天気はありがたい。

朝から境内作業いろいろ捗りました。

お昼も忘れて外にいれば奥方は14時から検診ということで結局昼食は抜き。

奥方帰宅後16時すぎに「早めの夕食」ということで波津のかつみ食堂でかつ丼をいただきました。

早い時間です。次のお客が来ないということで主人夫婦と雑談の時間となりました。

 

真ん前の工事現場の職人たちの昼食時間の店の利用についてどんなものかと聞けば、殆ど車の中での食事。

コンビニ弁当だろうとのことでお店に来られたのはこれまで数回程度だといいます。

旧相良バスターミナル跡に今流行りの生鮮食料品を扱うドラッグストアが建つわけですがそこの従業員の方も期待はできないといいますね。パートさんが多い職場ですからひょいと「かつ丼」にはならないでしょう。

 

ただし老後はその店の開店によって超便利になると。

郵便局に銀行も隣接して車はまさに不要の場所。

これから試練を迎えるのは既存のスーパーにコンビニ、そして薬局でしょうか。

拙寺檀家さんの薬店は数年前にこの本通りから大沢に移転したのでしたが、今一度どちらを本店としてもかまいませんが、本通りに店を開くことはできないものかとやはり勝手な思いを抱いてしまいます。

 

車での移動ができない高齢者の利便性もそうですが、商圏を分けて考えるのも一案。

私自身は近隣の道路が渋滞することに恐れおののいています。

またそちらは事故の多い交差点の角ですからね。

 

田舎者の私は新しいもの(新参者)にはそう飛びつこうという気にはなりませんが、「主婦の力」は強いですからね。

といっても主婦は「セール」と「ポイント」いう語に弱い。

また、その出店に町の活性化というものよりも「淘汰」の時代到来の悲観が。

何とか檀家さんのその薬店に真っ向勝負はしようもありませんが、特異性、差別化を意識、主張して「一所懸命」に気張っていただきたいと思います。

 

さて、元興寺の極楽坊の隣接する主たる国宝建造物が寄棟造の本堂と切妻屋根の僧侶の居住空間「禅室」です。

その両建物の瓦に一部ではありますが「行基葺古瓦」が健在です。

本堂の「西流れ」と禅室の「南流れ」ですが、現地では色が明らかに違いますので目視でOK。

赤茶系ですが画像の判別がしにくくて申し訳ありません。

感じだけでも。

奈良時代の瓦が未だ現役であるということが奇特です。