昨日は「二勝一敗」、終わってみれば結果オーライ、全てヨシの一人悶絶ドタバタの一日でした。
当初の予定、午前中は藤沢から妹夫婦とその息子が「その日でなくてはダメ」といいながら墓参にやってくる日。
昼からは除夕鐘の事前ミーティング、そして午後5時からは本堂での通夜というスケジュールでした。
妹の息子は先般結婚式を挙げてその経費が400万という額に驚かされていましたが、一応お義理程度のお祝いを出していましたのでその礼を兼ねての相良参り。
どうせたくさんの土産を買ってくることだろうと思って先日はこちらからの土産物を買い出しに走ってはいました。
いろいろやらなければならない事ばかりの一日ではありましたが、いつものマイペースでやらせていただくを旨に、朝の時間をのんびりと過ごしていると掛川の法務局から電話がありました。
先日もその件ブログにも記しましたが、滅失登記提出書面の建物の登記時の住所が現住所と違っていて「住民票の提出が必要」(本来は不要)との指示があって委任状を記入してもらっての御前崎市役所と法務局往復となったわけですが、私はその現住所がハッキリ確定できるその住民票でことは足りると思っていました。
ところがその住民票では現住所がわかっても建築物の登記の時の住所(登記上の住所)が出てこない(わからないー登記上の事実と整合しない)ということで書面不備を指摘されてしまったのでした。ガッカリですしすこぶる慌てました。
ということで妹たちの来訪対応は奥方に任せることにして、とにかく御前崎市役所に電話で相談。
すると「戸籍の附表」を取れば・・・との御指南。
それを受けて再び委任状(ダウンロード)に記入、叔母に印を押してもらって御前崎市役所に急行。
すると委任状に記入漏れがあって再び相良に逆戻り。
悔しいことですが致し方なし。
昔はこのように自分の力ではどうにもならないことがあったりすると「ブン投げる」傾向がありましたが今は違います。
不都合なこと、痛いこと、キレそうになることはすべて「如来様のお達し」として「受け入れ」承認することを心に決めています。
というかどうのこうの言ってもそうせざるを得ないのですが・・・
よって窓口で「わかりました。出直してきます」とニッコリして退散。
その記入の際、叔母の戸籍の住所をどうするかで悩みました。
叔母に聞いても分かるワケがありませんし、おそらく埒があかないでしょう。建物登記時の住所をそのまま記して提出しました。イチかバチかの勝負ですね。
すると叔母の戸籍はそちらではなくさらりと一蹴されてイキナリ私の負け確定。そんなものだろうとは思っていましたが・・・
窓口では叔母の戸籍上の住所は端末を見て担当者は「知っているが私には明かすことはできない」というところ、個人情報ですから当然のことですね。
その住所がわかりさえすれば戸籍は取れるのですが・・・
ということで「どうすれば・・・」と聞けば、生まれた地の役場で戸籍の除籍を取れば新しい戸籍がわかる・・・ということで再び「出直してきます~」で牧之原市役所へ。
委任状をダウンロードして「面倒くさいので貴女書いて・・・」と奥方に頼んで委任状の偽造。うしろめたさがありますが時間を稼ぐためとついついの脱法行為。
ところが、牧之原市役所の窓口で戸籍は出願者(私)の戸籍と同じだから委任状は不要とのこと。
無駄なことをしたものだと苦笑い。よって委任状の行使には至りませんでした。
戸籍が判明してみれば、亡くなったご主人の実家になっていました。それはうすうす見当はついていましたが私どもはそれを知りません。
その住所地を記して戸籍を取ろうとすると窓口ではその戸籍には登記時の住所は記載されていないとの示唆。
愕然です。戸籍の附表は住所の履歴が記されている「筈」。
それにナイとなればどう調べれば・・・
要は戸籍を取っても解決できないこと。右往左往は何だったのか。
というわけで次の提案を受けました。
現住所の一つ遡った住所なら出ているかも・・・とのこと。
では住民票のすべての記録全部出して・・・ということになりますが、委任状にはその指示はありませんね。
窓口担当は私が相良で取ってきた戸籍の除籍の住所と叔母の旧姓が私の身分証のものと一致していることもあって、今回は特別にということで住民票の欄にその枚数を私が記すことを許諾してくれました。
するとその現住所の前の住所が建物登記の住所と記されているものが出てきました。
その証明書が見つかったということでここは私の勝利。
その住民票を手にした時は15時を回っていましたが17時からの通夜には間に合うと踏んでここはもう一勝負と掛川法務局に。
それを難なく提出しなおしてお寺に帰宅したのは16時30分。
掛川から牧之原は東名高速の利用で余裕でした。
ということでその日の2勝目。
最初の負け戦で投げていたら今の清々しさは味わえなかったでしょうね。
法務局の担当は既に現地調査済みといいます。
「これで問題ないでしょう」との嬉しい言葉もかけられました。
それが完遂できれば今回の少々の難渋と徒労の奔走などお笑い種です。
その日だけで御前崎市役所3回、牧之原市役所1回、掛川法務局1回。
それがイヤだからおカネをかけて普通は書士に依頼するのでしょうが。
今回の叔母の登記は厄介(登記記載住所と現住所に戸籍がすべて違って尚戸籍が不明)でしたからきっと人に依頼すれば高くついていたでしょうね。
これも阿弥陀さんの「勉強しろ」のお達しと心得ています。
無事通夜も終了しこれも言うことなし。
多少の雨はありましたが気温は温かで本堂空間は快適。
12月のこの時期にもかかわらず、うそのよう。
午後の私は半袖になっていたくらいでした。
画像①②は親鸞さんとカエデとイチョウとメタセコイア。
それらの葉が完全に落ちればもう一段寒くなるということ。
③④は先日石屋さん代行の私の仕事具合。
納骨に石屋さんの工賃をカットする住職DIYの荒業ですが出来栄えどうのといったら、おしめぇよぉ~。
施主は遠方からです。
私の「そこまで管理する」の気概もありますが・・・。
一応よろこんではくれています。
コメントをお書きください
小山昭治 (水曜日, 08 12月 2021 08:53)
お役人仕事というものは、杓子定規にしかず。
個人情報とは、お役人にとって都合のいい言葉。
まるで役人の威厳を示すような一言。(空威張り)
以前 町会議員までした人が「窓口で身分証明を・・・」
係の課長が顔見知りでもダメとのこと。
バカバカしくって阿保らしい。
今井一光 (水曜日, 08 12月 2021 18:55)
ありがとうございます。
それもよくいう「昔はよかった」の一つなのでしょうね。
すべてが堅苦しくて生きづらさまでも感じる世の中に変わって来たのかも知れません。
それらすべて受け入れて淡々と。