キャッシュレスとオートマ一辺倒は住みにくい 配管工

昨晩深夜は短時間ではありましたが雨音で目を覚ましました。朝、早速に先日瓦用シリコンを塗りたくった箇所からの雨漏りの有無について確認するもバケツの中は乾いていました。

一応、雨漏りは無かったような。

奥方は「あの程度の雨ではわからない・・・」、ごもっともです。

大分晴れが続いて乾燥が続いていましたので良き頃合いのお湿りでした。

 

今「ほう・・・」という具合に感じたのは琵琶湖の渇水が著しいというニュースです。

近江周辺の再訪もかなわず、そろそろ・・・と考えていた頃ですのでうまい具合にその滅多にない「渇水」期に間に合えば・・・と。

 

何もそれをリスクとして捉えている皆さんを面白がっているワケではありませんよ。

チャンスと考えたところは、あの坂本城の琵琶湖に沈んでいる石垣たちを目にすることができるのかも・・・という期待です。

たしか公園側から回り込むようにして行かないと見ることはできないと思いますので渇水ともなればそれが可能かも知れませんね。

 

午前中から私どもは水道管の配管工の続き。

漏水水道管の手前の部分が見つかったことで話は早い。

午前中はお参りの方がいらっしゃいましたので元栓は締めず新設する管の取り回しから。

前夜の雨というよりも漏水の水たまりで穴の中は満水です。

昼過ぎより元栓を閉めてからの作業開始。これはひしゃくを使用しての掻き出しになります。

コンクリを練るための「舟」と呼ぶ大きな容器を台車に載せて4~5回。奥方はバケツの使用でした。

境内の排水溝には水道管を這わせますのでその水を門外まで運んで外の排水溝にぶちまけました。

 

少々工夫したのは本線からの配管の角度が90度でないところ。

連結させるパイプ4メートルをテラスからのコンクリート舗装の下を通して固定していましたのでその角度ではエルボという90度のソケットではムリでした。

直付けできないことがわかりましたのでエルボの向きを真下にし短い水道管端材ともう一つエルボを使って装着完了しました。

 

全て配管し元栓を開いて確認。

新設配管に漏れはなく最大懸案の漏水箇所も改善の様。

それは水道管元栓バルブの脇にあるメーター④で確認します。

ピタリと止まっていました。

漏れがあるとすれば中央左側にある銀色の円盤が回ります。

どこかで蛇口をひねれば勢いよく回転しますし、微妙な漏水だとゆっくりゆっくりと回転するという代物。

その回転によってメーターの数値があがって水道使用料金として反映されるわけです。

一晩様子を見て、ボチボチ穴を埋め戻していきます。

 

漏水箇所はどちらで漏れているかを特定することが肝心ですが、家屋の下やコンクリ敷設箇所の下でしたらまさにお手上げ。

やはり配管図くらいは頭の中に入れておくか、後世に伝えることは必要と痛感させられました。

 

今回の件は画像で保管しておきますが、現場では①と③(水屋の下)の如く水道管の位置を地上からわかるように印を付けておきました。

 

実は、かなり前のことですが私はこの水屋の水道管をスコップで破裂させたことがありました。

頭の中の記憶としてはそれは破裂して自ら工事したということだけ。

どこに水道管が埋設されているかなどまったく記憶喪失。

その時は、忘れるワケがないと思っていても時間が経てば「すべて忘れる」。そして一から探さなければならなくてはいけなくなるという「愚」をやらかしています。いつものことです。

 

その人間の愚かさの対策として「次は忘れないぞ」「私はアホでした」の意を含めその印をつけたのでした。

もっともパイプの半分は排水溝の底で露出していますので大体の推測はできるはずです。

尚、水道管の破裂は自宅敷地の外と中では大違い。

外なら自治体の仕事で無料。自宅敷地内だと当然工賃は有料です。

穴掘りで体を動かせていただいて2000円程度の材料費のみでやっつけることができたことは上出来でした。

 

さて、また大阪で年配者の暴走事故のニュースがありました。

なぜかまたあのプリウスです。

89歳のお爺さんが業務上過失致死傷で逮捕されたとのことですが、やったことはやったこととしてそれは致し方ないとはいえ、今一つ首を傾げる・・・というのは毎度のこと。

要はアクセルとブレーキを間違えて、かつ時としてパニック的状況に陥って制御を超えることについて。

「人間なら誰でもやらかす」という人間そのものを理解しないメカニック優先の発想が蔓延って依然としてその件、対応しようとしないメーカー側の責任を思います。

「あり得ないことをやらかす」というところの人間の本質を完全無視。

 

カンタンに誰でも乗りやすく、すいすい走る道具と仕立てた車はそれはそれは万人に好評で売りあげも上々でしょう。

私は以前よりそれを「踏めば突っ走るゴーカート」の如く思っていますが「クラッチ」ペダルの操作はそれなりにハードルを上げることができましたし、それを繋げたり離したりする時、冷静さを取り戻せるものなのですがその件大いに抹殺されてきました。

 

ゴーカート(オートマ車)をバンバン世に送り出して稼ぎまくった自動車メーカーの責任についても考えていただきたいものです。

既に販売した車について未だ同じような事故で人命が失われていることに何らの対応のアナウンスもなし。

それを「売りっぱなし」と言います。

 

高齢ドライバーをとっ捕まえて裁判にかけて免許を取り上げるの繰り返しを私たちは毎度見せつけられています。

とかいう私も十分にリスキーな年ごろですが全車クラッチ車にはしています。それでも常に「何かやらかしかねない」を自認しています。

 

最後の画像は地元金融機関からのお達し。

要は面倒な硬貨の両替についてはキッチリと「手数料取り〼」との御触れ。

キャッシュレス社会への過渡期の昨今そのアクセルはいよいよ強くなっている感。

年配の方はデジタルやキャッシュレスの感覚とは程遠く、とかく買い物といえば紙幣での決済になりがち。

小銭のカウントに自信がなくなるのもありますが、面倒くさいというのも一義。私もそれはわかります。やはり小銭入れを持つのすら面倒なお年頃になりました。

私の場合はこのキャッシュレス社会とやらにはスマホを片手にして何とか付いていけているようですが、私がよく見る一人暮らしの年配者の家中、特筆すべきものといえば、釣銭(小銭)たちの瓶詰等の多数。中には1円玉5円玉10円玉の種類ごとに・・・これは貯金の類ではありませんね。

 

ということで、その触書を見ると・・・

硬貨をその金額ではなく「枚数」でカウントし枚数がまとまると両替の手数がかかるというものです。

 

当家奥方も怒っていましたが、たとえば1円51枚を両替タノムなどとノー天気に銀行のカウンターを訪れれば・・・550円。両替機も殆ど同様。

50円玉+1円の手数料が550円ということ。

要は「捨てた方がマシ」と言ったら怒られますが地道に店で使っていくほかはありません。

否応なくキャッシュレスにウェイトを掛けた生活にもなりましょうが年配者は取り残されますね。

 

今後お寺としてどうなるかと想像すれば賽銭箱は使い道のない

1円玉と5円玉で溢れるのでは・・・。

そもそもその表の通り頭に入れておくのもバカバカしい。

これまではまとめて銀行に行っていましたからね。

車は便利になって人を殺し、銀行は不便になって・・・

こんな住みにくい世の中に、たれがした・・・

 

 

 

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コメント: 3
  • #1

    お祭り大好き (木曜日, 18 11月 2021 21:23)

    漏水修理お疲れさまでした。 住職の実行力と内助の功の双方に感心しています!
    いち早く予言した坂本城の石垣が現われたと夜のニュースで報じていました。
    安倍川も瀬切れが発生し、大井川も渇水で渡し舟が休止となり紅葉狩りを兼ねて訪れた方々ががっかりしているとの便りが地元住民からありました。
    水道の止水制限が始まる前に、適度のお湿りが待ち遠しくなりました?

  • #2

    今井一光 (木曜日, 18 11月 2021 22:28)

    ありがとうございます。
    坂本城の石垣が顔を出すのは14年ぶりと今夕のニュースで言っていましたね。
    ビーサンとタオル持参で湖側からの図など「撮りたい」と思ったところですが・・・
    今しばらくの間、動くことができません。
    叔母の家屋抹消登記のための解体業者からの書類待ちです。

    真冬の琵琶湖ともなれば、水に入る気も失せますし・・・
    来週の旗日頃はまとまった雨が降って気温も一気に下がるといいます。
    ただ「確かめたい」と思っているのは雨漏り箇所の対応の可否でしょうか。
    漏れの改善が無かったら・・・錯乱します・・・。

  • #3

    お祭り大好き (金曜日, 19 11月 2021 07:24)

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