久々土砂降りで庫裏の雨漏り2か所再発。
テラス2階の雨漏り箇所はその原因が予測できていましたのでそちらは修繕済み。雨がやんだ昼以降確認に行きましたがおかげさまで雨漏りはありませんでした。
まともなお宅に住まわれている方にはそんな思いはないのでしょうが、雨漏りほどイラつかせるものはありませんね。
今は2か所でバケツを二つ常設して対応していますが、いずれにしろこのまま放置していれば小屋裏部分の腐食が進んで大層な出費となることは必至。
それでもケチな性分の私は自分で直したぃというところ。
うだうだと半年以上、手をこまねいているワケです。
今度は大棟頂上に上がり、見た目だけでなく一つ一つ瓦の据え具合を確認してみることにします。
ちなみにテラスの雨漏りの原因は手製クレーンの支柱を取り付けるためにボルトを貫通させたため。
以前同様、屋上に上がってシリコンと塗料で修繕した次第。
直射日光がきつく焼けた天板ではシリコンやゴム系の充填剤など劣化が早いものがあります。
日没前に浜岡の叔母の家へ。
土曜で終了していたよう。ただし叔母は施設で「家について」心配しているよう。勿論家を壊した件、触れていません。
これからお調子に乗った「友人」が面会に行ってその件を話したりすればパニック、無茶苦茶になるような気がして・・・
夜10時からは報恩講のお話ほか周囲にも「みんなで見よう」と宣伝していた知恵泉を視聴。田沼意次のべた褒め番組でした。
案の定あの「南鐐二朱銀」の強めの紹介もありました。
相良史料館の学芸員の長谷川氏と先日話した時は「取材には対応したがもっと有名な学者が出演しているのでおそらくカットされるでしょう」とは言っていたものの確りと「出演」して、なお、なかなかうまいコメントをされていました。
さて、画像①について。
昨日に引き続きリンゴ箱に突っ込まれていた切紙を引っ張り出したものですがそのタイトルが「御改ニ付断奉書上候」です。
こちらにも「断 ことわり」・・・今回の「事情の説明」をする書面です。
天保三年(1832)ですので田沼意正の殿様時代のことでしょうか。
それでは叔父による読み下しを。
御改ニ付断奉書上候
一御除地 京都本願寺末
高五斗七升三合 浄土真宗大澤寺
右之通御座候
天保三辰年 遠州榛原郡相良
九月 大澤寺 相良
御役所
「御改」とありますので既にある土地の検証の依頼(検地)をしており、それが確定していることが推されますがその土地について「除地」としてその「断」をもって承認していただく旨のものでしょうか。
「除地」とは寺社などの土地の非課税特権のこと。
この書面のみしか見つかっていませんので何とも言えませんがおそらくその土地について新たに寄進を受けたか借金のカタに譲り受けたものかでしょう。
「高五斗七升三号」とは0.573石。
本領安堵の安堵状と同様、支配者が変わるたびにお伺いを立てて了承、「断」を入れるというものですが・・・
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