昨日の法事は町田の霊園まで。朝7時に出立しました。
当初は横浜の息子が伺う予定でいましたが、つい先日の2回目のワクチン接種のために3連休を取っていたことと日曜日だけに先方のお寺の方でも法事が入いりました。
町田に到着して息子の所在を「今どこよ」とばかりに聞けば「東戸塚の霊園」ということで「やたらと近いな・・・」。
そちら周辺の霊園での法事の流れはよくわからないのでやはりドギマギさせられます。今回は12時からの開式で法要と墓前参拝の持ち時間は1時間カッチリ。
それでも13時開式の法事が控えていますので僧侶控室を早々に退室しなければならず結構に焦りました。
12時開式の法事に9時30分過ぎに到着したことに対して霊園担当者も「?」。息子にも「どれだけ時間が読めないんだ」とは罵られたものの私の主張としては、横浜インター出口の混雑を毎度目の当たりにしていたことと、現在東名高速道路は富士川周辺で工事中です。
片側対面交通の場所が2か所ありますので法事遅刻の「台無し」の最悪は避けなければならないですからね。
法事前の余裕の時間は有意義です。
ホールに入るや「更衣室」の場所をホールの方に尋ねるも法事の当家控室を指して、「そちらでカーテンを閉めて・・・」とのことでした。
私はどちらでも、たとえ駐車場でも着替えることは苦でありませんので、了解して動こうとすると担当者から「施主さんですか・・・?」。私が首を横に振ると「じゃあ施主の息子さん?」と結構念入りに突っ込まれてしまいました。
そこで「施主でも施主の息子でもねぇよ 坊主だよ」・・・などとと乱暴な言い方ではありませんでしたが、そこでようやく納得してもらったようで、ここで初めて「僧侶控室」を案内していただきました。
法衣でなくイキナリ私服(Gパンとスニーカー&ポロシャツ)で入った私が悪かったのでしょう。坊さんには見えなかったということ。
事務所内から「髪の毛がある坊さんは真宗か・・・」とデカイ声がきこえてきましたので外から「そうだよぉ・・・」(これもそんな言い方ではありません・・・)と。
息子にその件話せば、いかにも怪しい風体で致し方なし。まぁそんなものであるとのこと。息子の場合は黒衣ですから、間違いようもナシ。
逆ハロウィンの仮装ごっこもやれやれ・・・とクールでした。
ついでに息子の家にでも一泊するつもりでいましたが、天候不順に付き帰路につきました。
時間待ちの間、墓地をうろうろしてみました。
新しい墓石ばかりの霊園で古仏好きの私の本来のブラつきではありませんが「宗派問わず」の霊園でまさに色々なエピタフのオンパレード。
建碑者それぞれの思いが表れますね。
考えてみると「自由に個々の思いを尊重したい」という宗旨の私どもではありますが、こと墓碑銘については「南無阿弥陀仏」の六字を主に「倶会一処」「無量寿」など当流経典からの抽出を踏み込んで特に推奨しますのでこういった霊園の様々な絵つき石標や言葉たちを見て歩くというのも案外面白い。
パッと見多いな・・・と思うのが「ありがとう」と「和」でしょうかね。あと「○○家」は勿論の事。
私はやはり拙寺境内に建碑される石標は名号か「倶会一処」・・・がいい。
お寺によっては絶対に名号のみというところもありますからね。
時宗の墓地など古いものは殆どが名号です。
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