近藤勇遺髪塔と河合耆三郎墓 壬生寺

小雨交じりの午前中でしたがおかげさまで法要の方はなんとか収めることができました。

大雨ならまだしも墓前焼香は傘を差しての読経となってそれはそれは不都合なことしきり。よって「この程度なら」と開始すれば、故人の奥さんが傘を差しだしてくださり、恐縮。

「私は大丈夫」と断ってもそれはそれで先方の気持ちが許さない・・・雨は本当に厄介です。こんなことなら傘を差せばよかったと・・・。

午後になって雨があがって夕刻前には青空に陽射しまで。

逆だったら最高だったのですが。

 

しかし本当にラッキーだったと皆さんに紹介したのは、本堂の裏側に急遽出来上がった市議選の選挙事務所の件。波津地区からの立候補者の一人ですね。

今回の市議選は4人の落選が出るそうで特に票数の少ない波津は激戦の様。

 

日曜日はおそらく事務所開きになりますので「法事にならないくらいかも・・・」と。

きっと「うるさくて法事どころじゃあ・・・」ですね。

法要の最中の選挙カーの大音声は無理やり耳に入れられる方からすれば「同調」よりも「反発」の気持ちが芽生えるというところあります。特に葬儀などあれば罵声があげられても不思議な事ではありません。

拙寺ご門徒様にも宣伝カーに乗られるという方がいらっしゃいますが、その「悔やみの場」を早めに察知して、音量をダウンするなどの配慮は不可欠でしょう。

 

そして事務所の設置選択は注意深く行わないとね。

そちらの事務所は山のお寺(泰盛寺)と下のお寺(拙寺)の間になりますから。

街宣車の場合でもお名前の連呼がありますので、スグにどなたかかわかります。

本日、午前中も法事がありますがさて、どうなることになるのやら。

 

さて、昨日は壬生の屯所跡について記しましたが、そこに隣接しているお寺が壬生寺です。

近藤勇の胸像と遺髪墓がありますが、そのお隣には近藤に腹を斬らされた河合耆三郎の墓が。

五輪塔形式の塔婆型の細長い石塔で結構に異色のスタイルです。

 

新選組の先鋭さは両刃の剣、内部の統制を厳密にするばかりに粛清と暗殺に走ったところは残念なことでした。

統制が過ぎた「支配」といったらファンとしてちょっと・・・とは思いますが、もう少し何とかならなかったのか・・・考えさせられます。また、慶喜が大政奉還しなかったから・・・などなど。