忍辱山円成寺苑池の天文と元亀の板碑 +石仏残欠 

昼間のクマゼミの合唱と青空の下にいて「さすがに梅雨明」と思いきや夕刻になってもそのアナウンスはありませんでした。

昨日も落ち着いて家にいる時間がありませんでしたのでのんびり天気の状況を眺めることはできませんでしたが、やはりいいお天気は当地周辺限定だったのでしょうかね。

 

ニュースとしては東京の感染者が新たに1308人出たとありましたが、その件大方の予想通りでさして驚きはありません。

ド田舎住まいの私に軽口を叩かせていただければ、あのトーキョーの人々の動き、流れを見ていれば「さもありなん」。

そちらに足を踏み入れさえしなければ、「安心安全」かと思う次第です。こちらにもやってくるのでしょうかねぇ。

 

ただしその語「安心安全」を口にする者はその語そのもの以上にそれを発した人物を「信用するな」が頭に刷り込まれてしまったようです。

五輪水際対策などボロボロの穴だらけということもわかってきたところで。

 

とはいえ先般の盂蘭盆会にて東京国立博物館で催される「聖徳太子と法隆寺展」にGO!!などと宣伝したばかり。そこへきてこのザマ・・・「足を踏み入れるな」などとはいえません。

まぁワクチンを接種された方はこっそりと覗いてきてくださいな。

奈良と違って人だらけですからね。あそこは・・・。

 

またワクチン全員接種済みの搭乗員のイギリス空母で現状100人が感染というニュースもありましたから、ワクチン接種が完璧とはいえないようで。軽く済むのでは・・・とは聞きますがすべてのことがまともに聞いていられない「話半分」の世界になったようです。政治屋どものウソばっかりが目立ちます・・・

 

さて、昨日に続き忍辱山。

円成寺浄土式庭園の苑池の南側の淵、道路沿いの土塁の下に室町期(天文と元亀)の板碑があります。③がお揃いの図。右奥にお店の建屋が見えます。

 

④の手前の上部が欠損している板碑。

半分欠損している梵字から大日如来(胎蔵界 ア)をあしらっているようで現状判別不可ですが

 

 藤原七郎次郎家友

一見卒塔婆永離三悪道

(梵)ア

何況造立者必生安楽国

       元亀二辛未(1571)八月十五日

 

そして⑤の上部山形形状とラインのハッキリ残る板碑には

 

 一和尚法印 泉教 天文二(1533)

(梵)ケン ウーン ラ ビ ア 法界 施主

 法印栄助大阿闍梨一聖 卯月廿八日

 

 

とのこと。

この梵字の解読は私が確認したワケではなく史料(奈良県史)を参考に記していますがこの梵字の羅列「ケン ウーン ラ ビ ア」について大日如来三身(法身 報身 応身)という真言がありますがその「報身」(胎蔵大日真言)がその逆さまの列「ア ビ ラ ウーン ケン」であることを追記しておきます。

その逆さまについては不詳です。

 

円成寺といえば運慶の大日如来が鎮座(別棟特殊防火施設)していますが古くから大日信仰のある真言のお寺。

それでいて本尊が阿弥陀さん。

 

浄土型庭園があることからもそれは推測できますが碑の文言にある「必生安楽国」に注目しました。

当流の回向文「往生安楽国」と同様というかそれ以上に(「必」ですから)それを強く訴えているよう。

 

他の五輪塔など江戸期のもの。五輪塔残欠に五輪塔型小型板碑にも目が留まりました。

最後の画像、井戸の如くの枠を石積した窪みがありますが・・・不詳です。