称名寺裏山の石仏たち 江戸期が主

インドの状況は相変わらず「スゲー」の一言。

1日30万人以上の感染者が5日連続、死者は1日2800人超え(26日)。スケール違いには唖然です。

言い方がワルイですがインドは「人はいくらでもいるので大丈夫」のような気がしないでもなし・・・

 

たしかインドはワクチン接種は日本と比べて断トツに多かった筈。それなのにどうして・・・と単純に思いますがそれでも人が多すぎて不足に至るのかそれとも自前のワクチンの効力が無いのか・・・私はすべての国民に新コロの脅威について情報が伝わっていない・・・それもあるような。

暑い国だからそうカンタンにはいかないでしょうが、ニュースを見ればノーマスク勢揃いの図ばかりですからね。

 

これまでのブラジルの死者は39万人。

日本国内の死者は昨日「1万人超えた」とニュースがありましたが、その5割は今年1月下旬以降の人たち。8割が昨年12月以降に亡くなったと。

何時も記していますが、さっさと新コロにケリを付けてやろうと観光業界のヨイショ、テコ入れなどせず「GO TO」なんぞヤメて宣言のをしばらく続けていれば死ななくてもいい人はたくさんいらしたはずです。

 

またワクチンをさっさと打って「すっきり」のガースーをはじめお気楽気分お祭り気分の人たちがいらっしゃるようですが東京でも見つかった二重変異株が猛威を振るえば、日本もブラジル(しばらくしてアメリカを抜いてトップに躍り出ることを予想)に追随していくことになるのでは・・・。

そのきっかけが一部超お祭り気分、オリンピックであることは確かです。各国アスリートの皆さんからも「行きたくない」「行かない」といった声が聞こえてきました。

 

先の日曜日の夕刻、相良の大沢に結構繁盛していそうな中華の店がありますが、信じられないような人、コッタ返しの宴会開催の図を目にしました。

私どもは興味本位に開いている窓の近くを通過してチラ見。

すると30代前後の男たちの集団が楽しそうにジョッキ片手にはしゃいでいました。

どちらも自家用車で乗り付けている様子で、駐車場はほとんど満車。当然に当地にはアルコール類の規制はありませんのでおそらく酒もビールもガンガンやっちゃっていることを推測しました。

 

コロナ禍に「この密はスゲー」ということと酒を飲んで車で帰る輩もいそう。お巡りさんもここでいつもの「待ち伏せ」をしていればいかにも「大漁じゃね・・・」と奥方と。

この近くでは昼間横断歩道の歩行者保護違反に「止まれ」停止違反について監視・捕獲する様子を日頃拝見していますので。

もっとも得物は年配者ばかりですがね。

 

昨日、境内でその件、話題に雑談した方がありました。

その方(70代後半?)はワクチン接種についての持論を展開していました。

「爺さん婆さんにワクチン接種が始まったが、国は順番を間違えている」とのこと。

「爺さん婆さんはじっとして動かない。ワクチンをまず接種しなくてはならない世代は20~30代の酒飲んで暴れてあっちこっち動き回る世代である」とのこと。

一番活動的な世代から「打っておけば感染は抑えられる」とのこと。的を射た意見。

 

そういえば老人介護施設などのクラスターの原因は入所者ではなくまず若い介護職員からですからね。

それ(まず年配者から)を決めた頃といえば「年配者が重篤化することが多い」という理由がありましたが、今のウィルスは老若男女みなそれについて変わらなさそう。

そう考えるとやはり政策担当者はどうみてもアホとしか言いようがありません。

私は最後で結構ですが・・・

 

どっちみちワクチンなんてホントは国民全体の分なんて無いのでは? アテにする方もアホか・・・

 

昨日は神戸と長野在住の檀家さんから電話がありました。

神戸からは「GWに墓参に行く予定だったが情勢見て諦めた」とのこと。

私は「ムリすることはないのでワクチンを接種してからでも、のんびりとお越しください」と電話を切りましたが、内心「ワクチンは何時になるのかわからないのに・・・」のモヤモヤがのこりました。

 

長野からは昨日に続いて、「人の最期の壮絶」についてです。

東京の独り暮らしの親類(その方も檀家さんで数年前にお会いしています)が「そろそろ世話になるかも知れないので一応耳に入れておいて欲しい・・・」というものでした。

 

「その時」は東京で火葬をするので納骨を頼む、というものでした。

その方(79歳)は東京にて独り住まいをされていることは承知していましたが、昨年11月に脳梗塞で倒れ、昏倒したあと4日程度後に発見されたとのこと。

当初は「殆ど無理」との医師の見立てだったのですが奇跡的というかスグに呼吸が正常に戻ったといいます。

そんなことがあるのか・・・とも驚かされました。

 

独り暮らしながらその長野の親類の方が「定時連絡」をしたところまったく電話に出ないことを不審に思い、やはり東京在住の親類に連絡、そちらに出向いてもらって鍵の解錠を依頼、発見に至ったというものでした。

親類がいない方だとしたら大変なことになるところでした。

 

しかし心臓と呼吸が正常に戻ったといっても半身は不随、言葉の発声はまったくダメで激ヤセとなって現状食事は鼻からの送管処置がされているといいます。

そして今は肺炎を併発してしまったとのこと。

1カ月に1度だけ15分間の面談という病院のコロナ禍ルールによっての面会、その時の最新の様子を話されていました。

 

私なんぞ選択ができるものならアルツハイマー(昨日)や脳溢血になって「ベッドの中の夢」(・・・黄粱之夢)から目覚められないのならばさっさと新コロとでも仲良しになって西の山の向こうに招かれるのも一手かと思うようになりました。

 

称名寺裏山、実時の墓から展望台を経て山を下る最中、森の中にはたくさんの石仏たちのお出迎えがあります。