喰うか食われるかの世界に生きるのは 辛いね

東京在住の檀家さんから連絡がありました。

回忌法要ができていないことについて、私の意見を求める内容でした。

結論としてはあくまで「おまかせ」のスタンスですが、現状県外移動については憂慮したくなるのも致し方なし。

「様子見て・・・」の曖昧な返答しかできませんでした。

 

その方の娘さんは医療関係に従事していて既に1回目のワクチンを打っているとのこと。2度目の接種があと数日後に迫っている中「どうしようか迷っている」そう。

医療従事者のうち2度目の接種について2割程度の人が「躊躇している」と聞きます。

原因は勿論副反応の件ですが、色々と伝わってきていますね。

 

その方の1度目の副反応は「ひどい痒み」だったといいますが、何より主に言われている「血栓の発生」というものが嫌な感じがします。

それは脳梗塞・心筋梗塞の要因になりますからね。

一番にそちらの方の後遺症が気がかりとなります。

 

友人の「女墓場」も大病院の歯科医療に従事していますが「打たない」と主張しています。

医師が躊躇するそれ、私も現状日和見の立場・・・もっともこの様子なら秋口頃まで順番は廻って来ないような・・・。

 

早くまともな国産ワクチンが「できないかなぁ~」と思う日々が続きますが何やら政府はアメリカ産からの輸入についてウェイトがかけているような・・・ガースーが折衝しているとのこと。

 

その線で進めば対米貿易黒字解消の一助になる一石二鳥ということなのでしょうがそのために国産ワクチンについて恣意的に遅らせている・・・などと勘ぐりを入れたくもなります。

自動車産業のためか・・・と腑に落ちるところアリ。

Mr.アメリカ B・スプリングスティーンの「Pay Me My Money Down」(オレのカネ返せ)の如く、それに応じたワケ?

 

さて、昨日朝からの雨の中、玄関前のサツキの中から単独の蛙の声が聞こえてきました。そこいらに棲息する蛙のそれとは違う声で昔懐かしき沖縄の山の中で聞こえてくるもののように感じます。

とても懐かしくまた不思議なことです。何故にしてここに。

正体は不明、夕刻前に泣き止んでしまいましたがまさか舞鶴にヤラれたのではないかと心配になります。

今年になってやたらと境内でヤモリを見ますがこれも沖縄につきものの生物。亜熱帯の生き物たちが北上を始めたなんて・・・

彼女(舞鶴)はこの時期、自然界の色々な生物の誕生を大いに満喫し、時に腹を下し、嘔吐しまくっています。

 

生き物の世界、喰うか食われるかは厳しいことはわかりますが本来ネコという動物は狩りを遊びにして相手の生き物を無碍に死に至らしめます。まぁ人間たちが繰り広げる侵略や差別そして戦争よりはマシなのでしょうが。

気の毒な事をするものだと思いますがそれが性分だから致し方ないのでしょうね。人間はといえば一方で人を殺めながら一方で愛だの平和だの協調だのの詐弁を振るっていますから生物界の中ではタチがよろしくない部類でした。

 

外ネコの場合、生まれたての頃その主たる天敵となるのはカラスでしょうね。カラスは子猫を襲って巣に持ち帰って幼鳥に与えたりしますし、目などを突いて失明させたり猫にとっては大敵の相手。

しかし一昨日の境内の様子は少々違っていました。

カラスの幼鳥が巣から落ちたのか、巣立ちの練習中なのか分かりませんが、拙寺墓地の成瀬鼎の墓石の看板の上に「固まって」いました。

 

その様子を舞鶴が遠くから凝視。

幼鳥といっても舞鶴あたりだと五分と五分の戦いになるでしょうがさすがに飛べない鳥は不利でしょう。四つ足動物の方が陸戦に強いのは目に見えています。

ネコに睨まれたチビカラスとなるとやはり気の毒に思い、そのカラスに「どうする?」とばかりに伺いをたてようと私は近寄ってみました。

上空ではカラスの父母らしい2羽が舞いながら「それに近寄ってくれるな」とばかりに鳴いていましたが私はお構いなし。

 

息子にこの珍しい画の実況をラインで送ると「新しいお友達・・・(良かったね)」と(まぁ、如何にも暇にしている私をバカにしていることとを推測)。

カラスは鳥類の中でもかなりの利口者といいますね。

利口なら私も勉強させてもらえることがあるとも考えました。

私は自他ともに認める根っからの愚か者ですから頭がイイ者への憧れがあります。知者は私を育ててくれます。

 

「ずない」(遠州弁で賢い)友達というのなら家に招き入れようとキャットフードをエサにして「私は悪いものではありませんよ」とばかりに友好をはかろうとすると、逃げもせず私の腕の上に乗ってくれました。

遠くで見守る奥方は「絶対によせ!!」とご注進。

これはしめしめと、さぁこれまでやってきた鳥類たち(スズメ・ツバメ・ヒヨドリ・カモ)の如くその成長を楽しもうと本堂の脇まで歩きだしたところ上空から親カラスの一声。グワーッ。

その声に悟ったように腕から跳ぶように羽ばたきの真似事をして地べたに着地。そのまま本堂の下に歩いて入ってしまいました。

私もその声に悟って、やはり自然にまかせよう・・・

一休さんの悟りの如く。

 

ただし本堂の下となると舞鶴ほかネコの活動域となります。

舞鶴はそのあとを早速追おうとしましたが、これはマずいと、彼女を確保して早い時間ながら玄関に軟禁しておきました。

翌朝、親ガラスの姿が見えませんでしたので何らかの進展があったのでしょう。うまい事羽ばたいてお寺からは離れたところで暮らしていただければありがたい。

 

①②③画像、ハシボソか? ④は墓石の裏に潜む舞鶴。⑤は野良猫「阿佐ヶ谷」。フカフカの落ち葉の上で寝ぼけていました。

これも当方で勝手に名付けたものです。

舞鶴は縄張り意識が強く、境内を一手に仕切ってあらゆる生物の頂点にいますがこの阿佐ヶ谷だけには敬意を表しているようです。

 

 

 

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コメント: 2
  • #1

    お祭り大好き (日曜日, 18 4月 2021 00:51)

    1.カラスは奥様の意見に賛同
      数年前に法蔵寺の童謡詩人 海野厚・井川の殿様 海野孝三郎の墓所参拝時にカラ
      スの鳴き声→住職よりカラスの子の転落死で参拝者が襲われ怪我したとの注意あり
      尊重してその場は退散して無事の体験あり
    2.血栓を憂慮
      4/3土に「脳梗塞 最新治療情報の番組」を視聴して恐ろしさを知り、ワクチン接種
      是非を悩んでいます

  • #2

    今井一光 (日曜日, 18 4月 2021 07:09)

    ありがとうございます。
    カラスへの情けはかねてからあ奴らの営巣排除の数々を繰り返してきたことからの懺悔の意もありました。今考えるとアレを招き入れれは成鳥になるまでとしても何らかの居場所の製作という難題も併発します。慣れて情がより増せば手放したくなくなりますからね。

    ワクチンは「社会」というものの安心を第一に考えれば多くの人たちが接種するというのがベストですから専門家は打て打てと尻を叩きます。統計上の副反応による重篤化は「少ない」を主張し、比較論から摂取の効果は絶大としきりに「宣伝」しています。
    その思想は多少の副反応重篤化については「無視」しておけばイイのスタンス。
    感染低リスクの田舎に住まい、カラオケも飲み会も行かない私はムリにそれに飛びついくことこそが拙速に感じます。よって日和見。罹れば後悔致し方なし。