「下げ止まり」の語が毎日のように聞こえてきます。
感染者のピークを打ったと思われる年末年初からずっと右肩下がりにあった感染者の減少がここに来て一定ラインを保ったまま下がりきらない状況になっているということですね。
オリンピック「やりたい」一番の東京の「日々200、300当たり前」というのではマズイでしょう。
その状況でぬけぬけと2週間経ちましたので・・・と言う具合に解除宣言とやらをするのでしょうか。
昨日の拙ブログでも記しましたが人の予想(希望的観測)はしばしば裏切られる・・・件、あの3.11震災から10年が経過したわけですが、被災自治体の国の復興政策、主たる嵩上げ事業について、嵩上げされた土地に戻って来られる人達は少なく、その予想というものを裏切っているそうですね。
嵩上げしてから元の所有者に返します、という施策ですが~国の全予算の約4割を占めているそう~新天地での生活に慣れて「今更帰れない」というのが実情でしょう。
先が見えない中、仮住まいをしているワケにはいかないという人達の結論が既に出ていたということですが、それだけこの「10年の経過」は重かったということです。
今更・・・過去の悲痛の場に戻りたくないというのもあるのでしょうね。
私たち東海地区に住む者としてもあのショッキングな画像、恐怖に震撼した覚えは忘れられません。
しかし、ではどうする・・・と自問したとしても果たしてまともな対応ができるのか・・・「どうしようもない」の一言です。
当初はこの地相良辺りの沿岸域に住宅を新しく建てる人はいませんでしたが、最近は新規着工も目立っています。
奥方とは「強者である・・・」と囁いていますが。
それを言い出せばキリがありませんが、東北の津波被災地で先祖伝来の田畑を代々継承してきた方についての番組を視聴しましたが数百年の間、守り続けた土地ということ。
そちらに関しては数百年の間、巨大津波に襲われた経験が無かった土地だったということですが「これまで無かった」は今後も「絶対にナイ」という予想の根拠にはならないということです。
私たち東海地区の先祖は安政期に地震と津波を経験していて「次はいつ?」というのが頭の片隅にはあるのですが、そうだとしても「どうしようもない」というのが本音です。
それでいてまだ2万人いるという原発周辺市町村の帰宅困難者の皆さんは10年経って「帰りたくても帰れない・・・」
不条理以外なにものでもないですね。
しかしながらあの3.11の悲痛無念を経験されたたくさんの方々、こころより大変なご苦労の積み重ねにお見舞いしお念仏申します。なむあみだぶつ、なむあみだぶつ。それしかありません。
昨晩は「相双リテック」なる福島の会社と「清水建設」の公共事業受注の件、NHK視聴しました。
いわゆる「除染マネー」(現状10年経て5兆6000億)というものにスポットを当てた番組でしたが、一向にそれは終息が見えず膨らみ続けています。
孫子の代もそれを負担しなければならないようですね。
これは「いつまでかかるのか、いくらかかるのか、誰が負担するのか・・・」まったく明らかにされていません。
いつもの国(環境省)のテキトーさが露呈しているということですね。小さく予測(予算)してあとは先送り・・・の算段か。
それにあり付けた業者の皆さんは「儲かっちゃって儲かっちゃって仕方がない」という状況だったよう。
国が旗を振る工事があのザマですからね。
かつては「安藤ハザマ」が請求書を偽造して詐欺罪でお縄頂戴した事案などもありました。
要は血税を一部の人間の食いものにしたやりたい放題の人達。
政治屋さんたちにも還流していると見るのがこれまでの「実績」でしょう。NHKは春の異動で忖度人事を指摘されていましたが、結構に国にとっては耳の痛い番組だったのでは・・・
「誰のための除染だったの?」「国のやり方がわからない」帰宅困難者の声が印象に残りました。
国民それぞれが「私の未来かも・・・」の危機感を抱いて欲しいところ。
画像は昨日から南側墓域の土壌改良工事。
一番沈下の激しかった場所をユンボで掘ればやはり「ココ一番酷い」との声が。
大きな穴を掘ってこちらにあった建屋の廃材を押し込んでから「燃やした形跡」といいます。
2mほど下の炭化層から燃えカスの材も出てきました。
要は炭の上にガラを入れて覆土したようなもの。
重量物を載せれば沈むのは当然ですね。
ますます怒りがこみあげて、イイ加減な工事をやったヤツ出てこい・・・となりますがそこは「念仏しなされ・・・」の声が聞こえてきました。
阿弥陀さん・・・そこのところの始末、何事もよろしうお頼み申します。
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