おみやげは大根1本 設楽原 信玄塚の閻魔堂から 

寒さと風と乾燥と・・・いよいよ本格的な冬らしい冬に突入した感。日中でも「寒い」を感じました。

昨日は古い桐たんすを引き釣り出して掃除と補修。

少々の処分もありましたが、使えそうな物は残しておいたもので昨日で全終了。

新しく作ったテラスの1階が私の作業場になっていますが、それらを押し込んでいたため、「足の踏み場」が限界に達していましたからこれでスッキリしたのですが、では何処に置く?ということになって奥方と黙ってしまいました。

 

昔の人間、父母も勿論、「箪笥」と家具が大好きで庫裏の中はそれで埋め尽くされていましたからね。

またそれらを庫裏に戻すとなると元の木阿弥。

まぁ桐材の効能は素晴らしいものがありますので、法衣等を分散してひきだしの入れて活用したいと思います。

 

寒さと風と乾燥・・・それは新コロが思う存分に暴れまわれる環境が到来したということですが、ここ駿河湾に付き出た陸の孤島の相良の状況は静岡市、浜松市あたりと比べればまだまだお気楽気分。今後のことはまったくわかりませんがとにかくもこれからのシーズンは何といっても火の脅威。

先般の近隣で発生した火事の件記憶に新しいところがありますがこれから北西風の吹く乾燥季は特に注意が必要です。

それぞれが注意してあのような悲劇が起こらないようにしたいですね。

あの火災については漏電という噂がありますが、では「どうしてブレーカーが落ちなかったの・・・」と疑問も少々。

今は跡地の残骸は撤去されて更地にされていましたが、隣家の壁面など延焼箇所の状況は痛々しいことこのうえなし。

あの火災から広報無線機を復帰させて、本堂周囲の木は伐りたくない・・・を思いました。

 

さて、昨日の通り、信玄塚大小の松のあり様ときたら酷いものがありましたが、その大きい方の塚の近くには閻魔堂があります。

閻魔といえば四十九日法要(満中陰)で浄玻璃鏡についてお話しさせていただいていますが、先日のその法要では前首相のウソ(桜を見る会への支出)がバレてしまったこと引き合いに出して「ボクたちみんな大ウソつき」。

そしてそういったウソはバレるもの(地獄に堕ちる)・・・などと言い放っていましたが(ではどうして私の浄土行が約束されているか・・・という話に繋げます)この祠の中には石造の閻魔さんか怖い顔をして鎮座しています。

 

その直前、大根を抱えた地元の人らしき人とすれ違いましたが、この信玄塚の堂の下に大きな大根が中に入ったケースがあって「どうぞ~」の看板が。

要はねじ曲がって売り物には不向きな代物なのでしょうが、咄嗟に「コイツを奥方への土産にしよう」と思いつきました。

お二方の一人は「大根は作っているほど余っている」とのことで興味を示しませんでしたが、もうひと方とは「ヨシ!」ということで二人で1本ずつを頂戴しました。

片手で持って歩くのはくたびれそうで史料館の駐車場からこちらに車を廻したほどやたらと大きな大根を選んだもので。

ケチな根性まる出しで失礼。

 

帰宅して奥方に「信玄塚の前で」と告げると苦虫を潰したような顔に。「その辺で70円~90円で売っているものをわざわざ墓場から持ってくるなんて・・・」でした。

奥方は以前墓場の中で採ったタケノコを食べて原因不明の嘔吐をしたことがあって以来タケノコ恐怖症。

墓とそこでの産品の取り合わせはイケないようです。

 

私の方は特に何でもありませんから、ただの言いがかりですね。

かつては古い墓の下でヤマイモを掘って皆で食べたことがありますがその時は美味しく食していたのに。

まぁどこでそれを掘ったかは告げませんでしたが。